「忠次旅日記(忠治旅日記)」より
全4項目
●代表作
「切腹」、
「怪談」、
「上意討ち 拝領妻始末」、
「人間の條件」シリーズ、
「東京裁判」等
映画監督として活躍した小林正樹が影響を受けた・好きだった・語った映画。
●小笠原清&梶山弘子の編「映画監督 小林正樹」より28本+14監督+α
※残菊物語 溝口健二…芸道もの、夫婦、リアリズム。日本映画の演出のお手本になるシャシン(写真=活動写真=映画)だと言っていました
会議は踊る(會議は踊る) エリック・シャレル…歴史、恋愛、オペレッタ
未完成交響楽 ヴィリ・フォルスト…歴史、伝記、音楽
二十四時間の情事(ヒロシマ・モナムール) アラン・レネ…戦後・戦争の傷跡、恋愛。企画「日本の休日」のアイデアを練る際にかなり参考にし、「からみ合い」制作時に脚本の稲垣俊(公一)がベースにしたそうです
「切腹」は伊藤作品に連なる武士道社会への“怒り”が込められた作品でもあります。
また「いのちぼうにふろう(いのち・ぼうにふろう)」でも伊藤作品的な大量の御用提灯が登場
※「忠次旅日記(忠治旅日記)」は第一部「甲州殺陣篇」は1分、
第二部「信州血笑篇」と第三部「御用篇」を合わせた107分(1時間47分)現存。
版によって1時間14分、1時間34分のver.もあり(2020年7月18日)
※「残菊物語」等で美術を手掛けた水谷浩は後に小林「いのちぼうにふろう」等でも美術を
日本の悲劇 木下恵介…戦後、ドキュメンタリー・タッチ、家族の崩壊。木下は助監督、チーフとして学んだ師匠
張込み 野村芳太郎…『あの人(野村)がふっと変身した作品』
北ホテル マルセル・カルネ…カンヌに行った際、撮影した場所も訪れたとか
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フランク・キャプラ…の映画。恋愛、コメディ、戦争 等。一番好きだったとか
エリッヒ・フォン・シュトロハイム
ジャン・ルノワール
ルネ・クレール
ジョセフ・フォン・スタンバーグ
キング・ヴィドア(キング・ヴィダー)
ジョン・フォード
エドマンド・グールディング
アルフレッド・ヒッチコック
二連銃の鬼 佐々木啓祐/厚田雄春…助手に付く。この作品が縁で厚田と知り合い「あなた買います」の撮影を手掛けてくれたとか。小津作品と違ってかなり伸び伸びと撮っていたそう
風薫る庭 大庭秀雄/河村黎吉…助監督として学ぶ。行方不明
暁の合唱 清水宏…の下で助監督として学んだそうですが、がっかりしたそうです
桑の實は紅い(桑の実は紅い) 清水宏…行方不明。上に同じ&打ち上げの後に「女を抱いていいぞ」みたいなノリになってブチ切れそうだったとか
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・「切腹」以降
イングマール・ベルイマン…カンヌで海外へ行った際、ベルイマン映画の撮影風景やセットを見学したそうです
・「上意討ち 拝領妻始末」以降
・監督不明
照る日くもる日
※「照る日くもる日」について「忠次旅日記」等と同じ時期(1927年頃)となると、
日活で1926~1927年の井隼英一 等による第一篇~第四篇
松竹で1926年の衣笠貞之助による第一篇~第二篇
マキノ省三(牧野省三)制作版で1926~1927年の二川文太郎 等による第一篇~第四篇
・TVドラマ
・画家の画集2つ
パウル・クレー…「怪談」の参考
サルバドール・ダリ…上に同じ
・その他