担:2.7.15.22.26.33.44.48話の8本。「シティーハンター」でも紹介。
今作では初期から良質な作画で作品を支え最多参加。突貫工事だった1話と比べ明らかに高いクオリティとテンションで描いてた人。TOlllO(湖川)を意識しつつかなりアレンジされた画風で等身がさらに高く鋭敏(シャープ)な絵に。アキの眼がちょっとギョロッとしています。
「機動戦士ガンダムΖΖ」では敷島博英や湖川が主宰していたビーボォー出身の恩田尚之、北爪宏幸の下で原画に参加。
室井も元ビーボォー組として湖川デザインを踏襲すべきか迷っていたのか、主人公たちとモブのタッチの差が凄かったりします。アップと引きでタッチが変わって見える時も。回を追うごとにテックシステムの影響を受けたのか徐々に画風を変えていく。
特に兄弟の因縁を描いた回が印象的で15話はミユキとミリィが似ているという設定を守る形でほぼそっくりに描き(本当は面影が似ているくらいの認識だったんでしょうけど)、22話はどう見ても別人なのにDボゥイと勘違いしたあの兵士は傷の有無も気にしないわ服装だけで認識していたのか顔はうろ覚えだったのか室井も作画している途中で気にしなかったのか。
26話「死をかけた戦い」を胸が締め付けられる鬼のような展開と作画で最高潮のまま燃え上がらせ前半を締めくくります。
シンヤの髪の色まで変わり兄さんに似てる僕を撃てるかだって?この期に及んでそれを言えるお前は本当尊敬するよ...。
家族の名を呼べば夥しい流血、仮面の下の涙を拭えぬまま何もかも終わらせるために飛び立つ哀しき姿...。
後半から参戦し作画の底上げと最終回「燃えつきる命」まで死力を尽くした腕利きの一人。
TOlllOに寄せた硬く角ばった眼の絵柄ですがさらに磨きをかけた作風。
原画に相澤昌弘や富岡隆司 を揃えた強力な面子で、34話の兄弟の因縁を深めた過去や49話のDボゥイたち最後の死闘を描き抜く。シンヤの髪色は室井回から引き継き明るい黄緑に。
また特典「Twin Blood」(Dボゥイまで髪色変えやがったやつ)
「Ⅱ」1.4.5.6話でも作画。
「Ⅱ」では総作画監督として徹底的に佐野調のデザインで統一。アキの髪色も黄緑に変わった感じ。
「ブレード」と打って変わり佐野に寄せた柔らかみ、OVAとはいえ「ブレード」の頃とは比較しようのないほど向上した水準に。
「Ⅱ」に あかほりたちは参加せず他メンバーだった殿勝秀樹が監督、川崎ヒロユキの脚本。
明るい青春路線やってたら「幻の二年後編(MISSING LING)」の内容すっ飛ばすわ、
後半はTV版張りのシリアスな展開になるも描き切れずCDドラマ「宇宙の騎士テッカマンブレードII NEXT GENERATION」1&2や小説「宇宙の騎士テッカマンブレードII 水晶宮の少女」で内容補完する形になるわ評価の別れる作品に。
佐野とは「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」で原画の頃から関わる。
室井(さとう)の「鴉 -KARAS-」作画にも参加。
他TV作画「天空のエスカフローネ」、映画共同キャラデザ&作画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 第一部」等。
●敷島博英
担:4.13.23.39の4本。
室井と共に序盤の作画を支えた功労者。
作品によって相性があるものの今作ではどの画風とも違う振り切れた劇画調タッチで奮戦。
参加していた「北斗の拳」を思わせる硬派さ。特に39話「超戦士ブラスター」は必見。
ただシンヤ初登場回の13話を見ても分かる通り、双子と言い張ってるだけの兄弟みたいな雰囲気を確立した人でもありどう見たら勘違いするんだよとしか思えない絵面に。もしかしてみんな髪の色だけで判断してない?この人も他女性陣はTOlllO寄り。
●板野一郎
担:31.36.42.47の4本。「メダロット」でも紹介。
硬派なタッチにキレのあるアクションでアックス(ゴダード)との壮絶な死闘 等を手掛ける。
担:2.15.26.44話の4本。メカ作画のみ。
室井回で原画の山根、後藤圭二(7話より)たちと共に大張を髣髴させるメカアクションで魅せる。
他TVキャラデザ&作画「勇者指令ダグオン」、共同キャラ&ED作画「勇者指令ダグオン」等。
●山根理宏
担:7.22.33話の3本。湖川が主宰していたビーボォー出身。
室井回でオグロと共にロボ作画を支える。
2話から原画として参加しており「オーガン」原画参加者の一人として大張をリスペクトしたバリのあるアクションで貢献。
室井とは彼が作画「ゲッターロボ號」でオグロたちと共に原画、大張が主宰するスタジオG-1メンバーとして「勇者」シリーズ等でも活躍。
●中村豊
担:13.23.39の3本。メカのみ。「メダロット」でも紹介。
今回はメカ作画で劇中随一の迫力あるアクションを披露。
特に39話テッカマセランスvs初ブラスター化回は必見。