「父ありき」より
全3項目
●代表作
「エロス+虐殺」、
「秋津温泉」、
著作「小津安二郎の反映画」等
映画監督、演出家、脚本家、映画評論、映画監督等で活躍する吉田喜重が影響を受けた・好きな・語った映画。
父ありき 小津安二郎…父子、風景、戦時下。幼い頃に映画の一つ。ストーリーはよく覚えていなくても、父子が釣りをする場面は記憶に焼き付いていたそうです
忘れられた人々 ルイス・ブニュエル…貧民街、子供たち、犯罪。最も刺激を受けた青春映画として
自転車泥棒 ヴィットリオ・デ・シーカ…戦後、父子、犯罪
靴みがき ヴィットリオ・デ・シーカ…戦後の闇、少年たち、疑心暗鬼
戦火のかなた ロベルト・ロッセリーニ/フェデリコ・フェリーニ…オムニバス、戦争、人種を超えた関係
8 1/2(オット・エ・メッツォ) フェデリコ・フェリーニ…夢、映画監督、乱痴気騒ぎ
天井桟敷の人々 マルセル・カルネ 他…ジャック・プレヴェール。歴史、恋愛、バック・ステージ
二十四時間の情事(ヒロシマ・モナムール) アラン・レネ…恋愛、戦争の傷跡、原爆。吉田いわく『心地よい睡魔に襲われる映画』とのこと
※吉田にとってレネの作品は良い意味で退屈であり、夢を見るような感覚で眠れるそうです
ゲルニカ アラン・レネ…むさぼるように眠ったとのこと
夜と霧 アラン・レネ…上に同じ
東京の合唱 小津安二郎
大人の見る繪本 生れてはみたけれど 小津安二郎
大いなる幻影 ジャン・ルノワール 他…エリッヒ・フォン・シュトロハイム
アンダルシアの犬 ルイス・ブニュエル 他…サルバドール・ダリ
駅馬車 ジョン・フォード
わが生涯の最良の年(我等の生涯の最良の年) ウィリアム・ワイラー他…グレッグ・トーランド。アメリカ軍の空襲で焼け出された吉田にとって、アメリカはアメリカで戦争の傷跡・傷痍軍人の苦悩を抱えているのかと不思議に思ったそうです
美の祭典・民族の祭典(オリンピア) レニ・リーフェンシュタール
ミケランジェロ・アントニオーニ…上に同じ
セルゲイ・エイゼンシュテイン
突撃 スタンリー・キューブリック
宿命 ジュールス・ダッシン
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・「ろくでなし」以降
幸福 アニエス・ヴァルダ
創造物 アニエス・ヴァルダ
アルファヴィル ジャン=リュック・ゴダール
戦争は終った アラン・レネ
中国女 ジャン=リュック・ゴダール
ウイークエンド ジャン=リュック・ゴダール
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・「エロス+虐殺」以降
欲望のあいまいな対象 ルイス・ブニュエル
皆殺しの天使 ルイス・ブニュエル…日本公開は1981年
・写真
ノーマ・シアラー…女優。幼い頃、彼女の出演作は見ていないものの写真は大事にしていたそうです
・本9冊
映画、わが自由の幻想 ルイス・ブニュエル
嘔吐 ジャン=ポール・サルトル…白井浩司の訳
文学と悪 G.バタイユ(ジョルジュ・バタイユ)…の「エミリ・ブロンテ論」。コレがキッカケではじめて「嵐が丘」を読んだそうです
嵐が丘 エミリー・ブロンテ…翻案して映画化
ロジェ・ヴァイアン
壁 ジャン=ポール・サルトル
失われた時を求めて マルセル・プルースト
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・アート
(1)落ちる水、(2)照明用ガスがあたえられたとせよ マルセル・デュシャン