戦後アメリカ映画のもっともエロティックな瞬間ベスト

尚、画像の下に記述された文章はあくまで補足と受け止めていただければありだたいです。

「もっともエロティックな瞬間ベスト」11本

浜辺の女 ジャン・ルノワール

におけるジョーン・ベネットの四つん這い歩き。
ジョーン・ベネットほど様々な魅力に富み長期間活躍した女優はいないでしょう。
サイレント時代のブロンドの無邪気な少女、フィルム・ノワールの敏感なブルネットの女、そして心の暖かい妻・母親。
この映画もまた、性的魅力とキャラクターとしての魅力に溢れた作品だと思います。
ヌーヴェルヴァーグの精神的父親とも言えるジャン・ルノワール。ヨーロッパ時代からルノワールの映画に出てくる女優は何処か艶かしい魅力に富んだ女性が多い。
その中から主にフィルム・ノワールの分野で活躍してきたベネットとルノワールが組んだフィルム・ノワール的ロマンス。
女は恋をする事でより美しくなると言われますが、ルノワールはそんな男女の、大人の恋模様を見事に描き切っています。
ジョーン・ベネット飾窓の女における黒いシースルーのワンピース姿も良いですし、若草物語スカーレット・ストリート」「マンハント」「扉の影の秘密」「花嫁の父」「サスペリアも最高。

ウィー・ウェア・ストレンジャーズ(ストレンジャーズ6) ジョン・ヒューストン


ジェニファー・ジョーンズの13枚のブラウス。
「聖処女」のおとなしく可憐だった少女が、いつのまにかデカい銃が似合うワイルドな女性に。
白昼の決闘で長い髪を結んでライフル片手に歩み寄るジェニファーもカッコイイ&色っポイです。

アスファルト・ジャングル ジョン・ヒューストン

に一瞬だけ登場するマリリン・モンロー。この頃のあどけない(?)感じのモンローの可愛さは異常。
イヴの総てにおけるモンローも虎視眈々と獲物を狙うような感じが良いっす。
ただ、同じくヒューストンの「荒馬と女」に出たモンローも成熟した大人の色気を魅せて映画界から退場していきました。

パナマの死角 ジョン・ヒューストン

におけるメアリー・アスターのショートパンツ姿。
脚フェチのトリュフォーらしいチョイスです。
白い水着のスカートも中々(冒頭の画像はモチロンそのスチール)。
ハンフリー・ボガートとは「マルタの鷹」に続く共演(あの作品もアスターの胸元に深い切り込みが)。
関係ないですが、ハンフリー・ボガートが日本人に柔道で投げられるシーンとかが面白いです。
ボガートが「セッシュウ・ハヤカワ(早川雪洲)の国は面白いな~」的な事を言ったかどうかは不明。

殺人者 ロバート・シオドマク
バート・ランカスターに言い寄る時の表情とか、とにかくたまりません。エヴァ・ガードナーほど黒が似合う女優はいませんね。
他にはヘンリー・コスター「裸のマヤ」ジョージ・シートン「ショウ・ボート」等の彼女も色っポイ。

グロリア・グレアム…の出演作すべて

「ビッグ・ヒート-復讐は俺に任せろの頃に撮影。
フィルム・ノワールヒロインと呼ばれた神秘的・性的な魅力に溢れたノワールを代表する女優グレアム。
何処か無邪気というか、それでいた妖艶といいますか。
動きを見ている内に魅せられてしまうタイプの女優です。
特にフリッツ・ラング「ビッグ・ヒート-復讐は俺に任せろ」「仕組まれた罠」ニコラス・レイ「孤独な場所で」ヴィンセント・ミネリ悪人と美女ロバート・ワイズ&エイブラハム・ポロンスキー拳銃の報酬のグレアムは良い…良いんですハイ。最初の夫でもあるニコラス・レイの作品には4作も出ています。

奇妙な女(Strange Woman) エドガー・G・ウルマー/ダグラス・サーク

映画史上最も美しい女優の一人であるヘディ・キースラー(ヘディ・ラマー)。
オーストリア・ウィーン出身の彼女は、「春の調べ」で全身のヌードを披露した事がキッカケで当時ヘイズ・コードが厳しかったハリウッドに招かれます。
サムソンとデリラで黒髪を真ん中に別けた髪型は風と共に去りぬヴィヴィアン・リーが真似ていました。
ちなみにウルマーはムルナウの実現しなかった企画を映画化したミステリー映画「フロム・ナイン・トゥ・ナイン(From Nine to Nine)」等も手掛けていますからねえ。

海の狼 マイケル・カーティス/ロバート・ロッセン

ジャン=リュック・ゴダールがオマージュを捧げた女優の一人ルピノ
「ハイ・シェラ」「画家とモデル」「危険な場所で」等のルピノも良いですよ。

湖中の女 ロバート・モンゴメリー

のオードリー・トッター。
彼女もまたフィルム・ノワールを彩った女優の一人。
郵便配達は二度ベルを鳴らす」「罠」等々。

郵便配達は二度ベルを鳴らす テイ・ガーネット

存在その者がエロの塊とも言って良いグラマー女優、ラナ・ターナー
タイトのセーターで性的魅力をアピールした彼女は「セーター・ガール」とも呼ばれ、様々な俳優と関係を持ち、彼女を巡って流血沙汰が起きるほど。
当時のラナとその愛人については「L.A.コンフィデンシャル」でも演じられています。
特に本作は上記のトッターとも共演したターナーの魅力全開のフィルム・ノワール
他は糸を引くエロティックな接吻と悪女振り「三銃士」悲しみは空の彼方に」「メリィ・ウィドウ」「ジキル博士とハイド氏(ヴィクター・フレミング)」「雨のランチプール」等。

雨に唄えば スタンリー・ドーネン/ジーン・ケリー


雨に唄えばにおいてダンスで鍛え上げられたバネと見事な脚線を見せたレイノルズとチャリシー。
特にチャリシーはその脚に500万の保険が掛けられ、ギネスブックの特集で最も価値のある脚」として紹介されるほど。
レイノルズは他に艦隊は踊る」「タミーと独身者」「不沈のモリー・ブラウン」「奥様は芳紀17才」
チャリシーは「バンド・ワゴン」「暗黒街の女」「ブリガドーン」「絹の靴下」等。

※2018年12月12日追記
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