アッバス・キアロスタミが語った映画

「キッド(チャールズ・チャップリン)より

全10項目

●代表作

「クローズ・アップ」
「友だちのうちはどこ?」
桜桃の味
 
映画監督、脚本家、写真家、ポスター制作、作家、詩人、演出家 等で活躍したアッバス・キアロスタミが語った・影響を受けた・好きだった映画。

●ドキュメンタリー「Chaplin Today: The Kid TV Movie 2003」より1本

恐らく2002年のTVシリーズ「Chaplin」シーズン1第2話「Le kid」からの再録
キッド チャールズ・チャップリン…子供、血の繋がりを超えた父子・家族、アクション
 
1970年「パンと裏通り」や1999年風が吹くまま等でチャップリン作品を意識したことについても言及

●カトリーヌ・カドゥのドキュメンタリー「黒澤 その道」より3本

姿三四郎 黒澤明…スポーツ・柔道、アクション
赤ひげ 黒澤明…時代劇、医療ドラマ、男と女・子供たち
影武者 黒澤明本多猪四郎/ジョージ・ルーカス/フランシス・フォード・コッポラ。時代劇、戦争、入れ替わり、子供

「24フレーム」で引用1本

我等の生涯の最良の年 ウィリアム・ワイラー…グレッグ・トーランド。戦争の傷跡、恋愛、家族、子供

●本「そして映画は続く」より5本

キューマルス・プールアハマッド&ショーレ・ゴルパリアンがまとめる
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「ポジティブ誌(Positif/Positif editions, Paris)」1994年6月号に掲載されたコメント
遠山純生による編エスクァイア・マガジン・ジャパン」2000年3月1日「映画監督のお気に入り&ベスト映画」にも掲載
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甘い生活 フェデリコ・フェッリーニ(フェデリコ・フェリーニ)…ジャーナリズム、ユーモア、乱痴気騒ぎ
道 フェデリコ・フェッリーニ(フェデリコ・フェリーニ)ロードムービー、恋愛、サーカス
ユリシーズ マリオ・カメリーニ
マチステもの カルロ・カンポガリアニ他…1960年代。キアロスタミいわく当時は『娯楽のためだけに映画を見に行った、知的な、あるいは例外的な映画のことは覚えていない』
ターザンもの…ジョニー・ワイズミュラー。幼少時の記憶として
 
・その他俳優4名
クラーク・ゲイブル
スーザン・ヘイワード
ソフィア・ローレン
ダニー・ケイ
 
・1993年山形国際ドキュメンタリー映画祭の後で黒澤明と対談した際に言及
長屋紳士録 小津安二郎…友人の家にてビデオで見たそうです。コメディ、戦後、孤児、血の繋がりを超えた関係
まあだだよ 黒澤明「クローズ・アップ」以降。戦後、ユーモア
 
小津については「5 five~小津安二郎に捧げる」等でもオマージュを捧げる

「The Telegraph」Filmmakers on film: Abbas Kiarostamiより3本

イタリア旅行 ロベルト・ロッセリーニ…夫婦、ロードムービー
アルフレッド・ヒッチコック
MGMの映画…大きな鼻でピアノを弾いていたとか。最初に見た映画として。詳細不明。MGM出演で鼻の大きなピアニストといえばジミー・デュランあたりでしょうか?ちなみに動画はサミュエル・ゴールドウィン制作のノーマン・Z・マクロード&ダニー・ケイ「虹を掴む男(ウォルター・ミティの秘密の生活)」
8 1/2(オット・エ・メッツォ) フェデリコ・フェリーニ「8½」。夢、幻想的、ユーモア、映画監督
ある結婚の風景 イングマール・ベルイマン…夫婦生活、ユーモア。リメイクや続編に挑めるならやってみたい作品として
サイコ アルフレッド・ヒッチコック…スリラー、猟奇殺人、狂気。それほど好きではないが忘れられない場面として
戦争と平和 キング・ヴィダー…映画の中の都市。歴史、戦争、ロマンス。ロシアに行ってみたくなったとか
 
・撮影できなかったことを後悔している俳優
マーロン・ブランド…画像はエリア・カザン欲望という名の電車
 
・物理学者
アルバート・アインシュタイン(アルベルト・アインシュタイン)
 
・本
トレイルズ・エンド(Trail's End) ジョージ・W・オグデン(George W. Ogden)

「国際シンポジウム 小津安二郎 生誕100年「OZU 2003 」」より2監督

バスター・キートン

蓮實重彦山根貞男「日本映画の貢献」より1本

1995年の第8回東京国際映画祭で配布
「ニッポン・シネマ・クラシック」「世界の映画人100人が選ぶ日本映画この1本」

「The UNESCO COURIER medicine and tradition」1998年2月号より2本

1998.FEBRUARY「The UNESCO courier: a window open on the world, 51」
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ビッグ・ヒート-復讐は俺に任せろ フリッツ・ラング
墓場なき野郎ども クロード・ソーテ

●その他1本

・詩
風が私たちを運んでいく フォルーグ・ファッロフザード(فروغ فرخزاد)「باد ما را خواهد برد」風が吹くまま(باد ما را خواهد برد/Bād mā rā khāhad bord/The Wind Will Carry Us)」原題、劇中に詩が登場

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アミール・ナデリ「経験(تجربه/Tajrobe/Tadjrebeh/The Experience)」で共同脚本
マスード・キミアイ「第1のケース…第2のケース(قضیه شکل اول... شکل دوم/Qazieh-e shekl-e avval... shekl-e dovvom./Ghazieh-e Shekl-e Aval, Ghazieh-e Shekl-e Dou Wom/First Case,Second Cace)」に出演