●「ルパン三世 PARTⅢ」について
前回は「2nd」、今回は「PARTⅢ」の参加者を御紹介。
そこに「パイロット・フィルム」や「1st」のスラップ・スティック(ドタバタ喜劇)とダーティーさ、「2nd」のユーモア、「カリオストロの城」へのオマージュ等も炸裂させ、従来のシリーズの要素を取り入れながら独自の世界観を創り上げています。
●作画の流れを作った作監2名
荒木伸吾
1話
今作では原作のモンキー・パンチのタッチに一番寄せた絵を披露。
1話、特に7話は必見。
パンチ及び青木の最初のキャラデザを尊重しつつ五ェ門がイケメンのお坊ちゃまという雰囲気もしっかり再現されていました。正直最後まで荒木調の絵で続いて欲しかったです。
「ルパン八世」もキャラデザ及び作画を担当。
青木とはかつて「パンダコパンダ」の原画チームで共に仕事をした仲。
OP
今作はキャラクター設計(キャラクターデザイン)、1話から絵コンテ及び演出を担当。26話から作画にも参加。「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」もキャラデザ及び作画を手掛ける。
キャラデザの際は原作のタッチに近い感じで、OPもそれが反映されていました。
ところが11話後半、13話から各作画監督が個性剥き出しでやりたい放題やり始め、青木もタガが外れたのか・・・
青木テイスト全開でノリノリの作画を披露。
特に26・30話は動き・雰囲気・シナリオ共に傑作。
でも(最初の絵柄に)戻して。
●その他原画陣11名一覧
山下将仁(原画「うる星やつら」「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」等)、
菊池通隆(麻宮騎亜(キャラデザ「機動戦艦ナデシコ」、作画「冥王計画ゼオライマー」等)、
清水洋(「MONSTER(モンスター)」「ミチコとハッチン」等)、
長岡康史(キャラデザ「DRAGON QUEST ダイの大冒険」、監督「星界の戦旗」等)、
鈴木大司(作画「ぼのぼの」「LEGEND OF BASARA」等)、
宇都木勇(作画「電光超特急ヒカリアン」「さすがの猿飛」等)。