木下恵介が影響を受けた映画

「自由を我等に」より

全8項目

●代表作

「お嬢さん乾杯!」
 
映画監督として活躍した木下恵介が影響を受けた・好きだった映画。

長部日出雄の著「天才監督 木下恵介で語ったとされる9本+4監督

あらゆる資料・関係者に行ったインタビュー等を基にまとめられた情報から抜粋
自由を我等に ルネ・クレール…コメディ、労働、刑務所、脱獄。クレールの映画で一番好きだったそうです
夜ごとの美女 ルネ・クレール…撮影現場も見学したそうです
第七天国 フランク・ボーゼージ…恋愛、戦争、戦争の傷。フランク・ボーゼージ(フランク・ボーゼイギ/フランク・ボザージ)
サンライズ F.W.ムルナウ…恋愛、夫婦、恐怖、ユーモア、パニック
パール・ホワイト…主演の連続活劇
村の花嫁 五所平之助…結婚、ユーモア、軍人。フィルムは現在行方不明
島津保次郎…コメディ映画等の名手。助監督して学んだ師の一人
吉村公三郎…助監督して学んだ師の一人
チャールズ・チャップリン
嵐が丘 ウィリアム・ワイラー/グレッグ・トーランド…恋愛、三角関係
 
ジャック・ベッケル…撮影現場を見学
アンドレ・カイヤット…撮影現場を見学
ジュリアン・デュヴィヴィエ…撮影現場を見学

●三國隆三木下恵介伝」より4本

※上記同様
つばさ ウィリアム・A・ウェルマン…戦争、航空、アクション、恋愛
オーバー・ゼ・ヒル(あの丘超えて) ハリー・ミラード…家族、人情
頬を寄すれば 島津保次郎…少女、教会。この作品に出演していた高峰秀子に感銘を受けたそうです。フィルムは現在行方不明

「大系 黒澤明シリーズより14本+3監督

 
「大系 黒澤明黒澤たちとの座談会等で言及10本+3監督
ゾラの生涯 ウィリアム・ディターレ…伝記、作家、裁判
逢びき デヴィッド・リーン/ロナルド・ニーム/ロバート・クラスカー…恋愛、列車
レベッカ アルフレッド・ヒッチコック/デヴィッド・O・セルズニック…ミステリー、恐怖
イヴの総て ジョセフ・L・マンキーウィッツ…バック・ステージ、女優
羅生門 黒澤明/宮川一夫…時代劇、ミステリー、裁判
赤い靴 マイケル・パウエル/エメリック・プレスバーガー…恋愛、バレエ、狂気
水仙 マイケル・パウエル/エメリック・プレスバーガー修道院、ドラマ、大自然
我等の生涯の最良の年 ウィリアム・ワイラー/グレッグ・トーランド…戦争の傷跡、恋愛
邪魔者は消せ(邪魔者は殺せ) キャロル・リード/ロバート・クラスカーフィルム・ノワール、テロリスト、IRA武装組織(アイルランド共和軍)
ヘンリィ五世 ローレンス・オリヴィエ…歴史、戦争
 
キング・ヴィダー
ジョン・フォード
ジュリアン・デュヴィヴィエ
 
「大系 黒澤明2」より4本
必死の逃亡者 ウィリアム・ワイラー
黒い牡牛 アーヴィング・ラパー/ロバート・リッチ(ダルトン・トランボ)
追想 アナトール・リトヴァク

山田太一と対談した「人は大切なことも忘れてしまうから(「これからの生き方、死に方」)より3本

旅情 デヴィッド・リーン
真夜中のカーボーイ(真夜中のカウボーイ) ジョン・シュレシンジャー
黄昏(オン・ゴールデン・ポンド) マーク・ライデル

「映画監督 小林正樹より1本

切腹 小林正樹…一本選ぶとしたら。最初話を聞いた時こそ『残酷になりすぎるから避けるべきだ』と否定的でしたが、本編を見てその出来の良さに感心している様子でした
 
小林は「破れ太鼓」等で助監督として学んだ弟子の一人

「シナリオ」1967年11月号より1本

「シナリオ = Scenario. 23(11)[(233)]」日本シナリオ作家協会1967-11
「≪特集 ハードボイルド映画の土壌≫ ハードボイルド描写考<アンケート集>」
恐怖の報酬 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー

キネマ旬報「映画人が選ぶオールタイムベスト(1999)」より石堂淑朗が言及した1本

 
・日本映画
人情紙風船 山中貞雄石堂いわく、彼と一緒に今作を見たらしいです