「②」へ
ラストスパート50本(51本~100本)。
●50本
ただ一つの愛(You Only Live Once)
暗黒街に行かねーよ!刑務所だよっ!!
ちなみに
ドクトル・マブゼ(Dr. Mabuse)
↓
ドクトル・マブゼの遺言(Das Testament des Dr. Mabuse)
1932年~1933年版。
ドクトル・マブゼの千眼(The Thousand Eyes of Dr. Mabuse)
↓
怪人マブゼ博士(1960)
「ドクトル・マブゼ」で統一しろよっ!
つうか何で32・33年版と60年版は同じ邦題なんだよっ!?そこは統一しなくていいっ!
ガートルード(Gertrud)
↓
ゲアトルーズ カール・テオドア・ドライヤー
「ガートルード」はデンマークの人名で、他に「ゲアトルード」と言われることもあるそうです。
ただいくら何でも「ズ」はないでしょ「ズ」は。「ギャートルズ」かよ。
まあ作品名が2種類あるなんてドライヤーの映画はしょっちゅうです。「吸血鬼」なのか「ヴァンパイア」なのか、「奇跡」なのか「奇跡(御言葉)」なのか。
どうしても許せないのが監督名すらバラバラという意味が分からない状況。
現在はカール・テオドア・ドライヤー(Carl Theodor Dreyer)の名で統一されてきていますが、サイトによって
カール・テオドール・ドレイエル
カール・テオドール・ドライエル
カール・Th・ドライエル
カール・T・ドライエル
カール・ドライエル
カール・T・ドライヤー
カール・Th・ドライヤー
カール・テホ・ドライヤー
どうして監督名までこうもいい加減なのかッッッッッ!!!!!!
天空の島(Island in the Sky)
「オックス・ボウ事件(THE OX-BOW INCIDENT)」もただでさえ牛が出てこないのに「牛泥棒」になったり。
サンチャゴに雨が降る(Il pleut sur Santiago)
↓
特攻要塞都市 エルヴィオ・ソトー
VHSで出された際に擦り付けられた邦題。
パッケージの戦車は劇中に出てきません。
DVD化の際に劇場公開時のタイトルに修正。
死ぬ前にやりたい事(The Bucket List)
ちなみに
魔法のベルアイル島(The Magic of Belle Isle)→最高の人生のはじめ方 ロブ・ライナー
ヒッチ(Hitch)→最後の恋のはじめ方 アンディ・テナント
オープン・ロード(The Open Road)→最高の人生の選び方 クリストファー・レナーツ
10品以下のレジ(10 Items or Less)→素敵な人生のはじめ方 ブラッド・シルバーリング
ファニー・ピープル(Funny People)→素敵な人生の終わり方 ジャド・アパトー
バター(Butter)→カワイイ私の作り方 全米バター細工選手権! ジム・フィールド・スミス
違う監督作にまで方かたがたガタ付けてんじゃねえっ!
汚れた12人(Dirty Dozen)
↓特攻大作戦 ロバート・アルドリッチ
そんなに特攻!とか大作戦~!ってノリの映画ではありません。
原題通り戦犯・死刑囚といった罪を背負ってしまった軍人たちの再起、生きるか死ぬかを賭けた戦争映画。
ちなみに
ビッグ・ナイフ(The Big Knife)
↓悪徳 ロバート・アルドリッチ
ハリウッドの闇に迫るバック・ステージ、室内劇。
スタジオ・システムへの皮肉も込められたロマンスです。
邦題のようなイメージのサスペンスとかではありません。
「ウルザナの襲撃(Ulzana's Raid)」なんて「ワイルド・アパッチ」になったり(顔の皮を剥いだりワイルドどころの騒ぎじゃありません)。
ストレンジャー(THE STRANGER)
↓
謎のストレンジャー オーソン・ウェルズ
水 野 晴 郎。
「謎」じゃないストレンジャー(見知らぬ人)とは一体…。
題名も「ナチス追跡」なのかどうなっているんでしょう。
DVDセット「恐怖と疑惑のサスペンス&ホラー」にその名で収録。
まあ「アーカディン」なんて「秘密調査報告書」だったり「秘められた過去」だったり。
プレスティージ(The Prestige)
↓プレステージ クリストファー・ノーラン
原題「プレスティージ」とは栄光、幻惑といった意味。
まさか「舞台(stage)」の方のステージとかけたつもりでしょうか。
まあ「イリュージョンVS」よりはマシですかね(元々この題名になる予定だったとか)。
ちなみに
ライジズ:(何かが)昇る。物理的に、地に落ちたものが名声を取り戻す、蘇る的な意味も
ライジング:(何かが)昇る。増大する
微妙に違うようです。
ちなみに「ライズ」繋がりで「サンライズ(sunrise)」は日の出。
「ライズ」にこだわる人は「蘇る」という意味の重要性について考えている様です。
臥虎蔵龍
原題「臥虎蔵龍(がこぞうりゅう)」は王度廬(ワン・ドゥールー)による武侠小説の題名。
が、どうして「緑の運命」になるのか。
↓
原題:最後の抵抗
邦題:最後の決着
まあ、どっちにしろ完結しませんでしたが。
ホンキートンク・マン(Honkytonk man)
↓
センチメンタル・アドベンチャー クリント・イーストウッド
ちょっと旅に出ただけでアドベンチャー呼ばわり。
ちなみに
さよならジョージー。
だけならまだしも、その数十年後の
ジャック・リーチャー(JACK REACHER)
黒き遊戯(SVARTUR A LEIK)
2年連続でまったく関係のない2作を同じ邦題にするとか命名者の脳味噌は腐ってんの?
アライヴァル(Arrival)
↓
メッセージ ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原題「アライヴァル」の意味は到着、出現、到着者等。
まあ内容的にはメッセージを受けっている感じなので良いんじゃないの?と思う方もいるでしょう。
ただ…同じ邦題の作品があるんですよね。しかもTVシリーズの作品で!
TVヨンファ・ロブストリ(TV영화 러브스토리)
↓
TV映画ラブ・ストーリー イ・ガンフン
の第2話
メンジ(제메시지)→メッセージ。
を独立させてDVD単品にしないでいいからっ!!!
他にも
それから(ET APRES)
↓
メッセージ そして、愛が残る ジル・ブルドス
そして、クソ邦題が残る。
マーシャン(The Martian)
原題は「火星の人」。アンディ・ウィアーによる同名小説を元に映画化された作品。
●ここからネタバレ
「オデッセイ」と付けやがった人間いわくだって行って帰って来るじゃんとのこと。
ペイ・イット・フォワード(Pay It Forward)
↓
ペイ・フォワード 可能の王国 ミミ・レダー
原題の意味は「恩送り」等。
ところで「可能の王国」ってなんなんでしょう。
12年の奴隷(12 Years a slave)
↓
それでも夜は明ける スティーブ・ロドニー・マクィン(スティーヴ・マックィーン)
※明けません。
夜の熱気の中で(IN THE HEAT OF THE NIGHT)
↓
夜の大捜査線 ノーマン・ジュイソン
※大捜査線は張りません。
マン・オン・ファイア(Man on Fire)
↓
マイ・ボディガード トニー・スコット
きみと選んだ明日(Me Before You)
↓
世界一キライなあなたに テア・シャーロック
百人百様(Les Uns et les Autres)
原題の意味は「百人いれば百通りの人生」的な意味だそうです。
「愛」と「なんとか」の「なんちゃらかんちゃら」シリーズは安易すぎです。
↓
ロード・オブ・ザ・リング ピーター・ジャクソン
「指輪物語」の日本語名で定着していたのにガン無視で英語名に(しかも最後の「S」抜き)。
J.R.R.トールキンの原作小説と映画が結びつかない人間を何人作ったことか…。
ダンシズ・ウィズ・ウルブズ(Dances with Wolves)
↓
ダンス・ウィズ・ウルブズ ケビン・コスナー
原題:狼たちと踊る男
邦題:狼たちと踊るダンス
男は何処に行ってしまったのでしょう。
ブラインド・サイド(The Blind Side)
↓
しあわせの隠れ場所 ジョン・リー・ハンコック
どうして本の名前をそのまま映画に使わなかったのか。
コロッサス:ザ・フォービン・プロジェクト(Colossus: The Forbin Project)
↓
地球爆破作戦
ジョセフ・サージェントによるコンピューターと人間の心理的な戦いを描いたハードSFスリラー。
●ここからネタバレ
核ミサイルが都市を消滅させかねない危機的状況に陥る作品ですが、邦題は何故か惑星規模の話にされいくら何でも盛りすぎ。
彼らは廃馬を撃つか?(They Shoot Horses, Don't They?)
↓
ひとりぼっちの青春 シドニー・ポラック
何とも小っ恥ずかしい邦題。
ホレス・マッコイの原作「彼らは廃馬を撃つか?」も題名の意味が分かるのはクライマックスになってようやくなのですが、作品に込められた資本家が労働者から不当に搾取する社会の闇を強烈に物語っているのです。
非常に困難な仕事(The Devil's Own)
↓
デビル アラン・J・パクラ
※悪魔は出ません。
原題通り、悪魔的なものにしたいなら「絶望的な仕事」とかでも良かったかも。
シリス・マリアの雲(Clouds of Sils Maria)
↓
アクトレス~女たちの舞台~
オリヴィエ・アサヤス(アサイヤス)によるベテラン女優と若手女優の世代交代、演技へのこだわり、マネージャーたちとの複雑な関係、女優としてのプライドを苛烈にぶつけ合う作品。
原題の「シリス・マリアの雲」とは、ヒロインが出世を掴んだ作品ゆかりの地のことをさしています。
原題の「シリス・マリアの雲」とは、ヒロインが出世を掴んだ作品ゆかりの地のことをさしています。
「アクトレス」まではまだ許せます。問題は副題です。
そんなに舞台に立たねえよっ!!!!!
台本を読みまくり、マネージャーたちとのやり取りを通じてヒロインの葛藤を描く…それがメインです。
ちなみに
搭乗口(Boarding Gate)
↓
レディ・アサシン
確かにサスペンスタッチだし暗殺とかしますが、「アサシン」と言えるくらいド派手なアクションとかそういうものではありません。
ニムの島(Nim's Island)
のイメージが ま っ た く 浮かんでこない題。
ユーヴ・ガット・メイル(You've Got Mail)
↓
ユー・ガット・メール ノーラ・エフロン
原題:今メールが来た(You've=You haveの短縮形)
邦題:メールが来た
過去の話になった模様。
マチネー(Matinee)
↓
マチネー 土曜の夜はキッスで始まる ジョー・ダンテ
原題「マチネー」とはフランス語で昼間に行われる演劇・音楽会などの興行のことをさすそうです。
まあ確かにキスとかしますが、本作はジャンル分け不可能なカオスな内容なので安易にラブストーリー的なクソ副題付けんな。
原題「マチネー」とはフランス語で昼間に行われる演劇・音楽会などの興行のことをさすそうです。
まあ確かにキスとかしますが、本作はジャンル分け不可能なカオスな内容なので安易にラブストーリー的なクソ副題付けんな。
イノセンス(Innocence)
↓
エコール ルシール・アザリロヴィック
一番酷いと思ったのはタイトルを変えた理由です。
まあ被らないようにしようって考えは理解できるんですけどね。
外国語をそのまま外国語で置き換えんなって話ですよ。
原題の「Innocence」なら「無垢~」とか「純潔~」、「エコール」なら「学校~」がとかそれくらい日本語でもっと工夫できるでしょうに…。
ファストファイブ(FastFive)
これはまず「ワイルド・スピード」シリーズの邦題の変遷から語らなければいけないでしょう。
凄まじいドライビングテクニックを持った若者たちが猛烈なカーチェイスを繰り広げるこのシリーズ。
ロブ・コーエンによる1作目「ザ・ファスト&ザ・フューリオス(The Fast and The Furious)」は「ワイルドスピード」と確かに荒くれ者たちがスピーディーなバトルを繰り広げていましたよ。ギリギリ許せます。
サフラジェット(suffragette)
↓
未来を花束にして サラ・ガヴロン
原題「サフラジェット」とは「女性参政権」という意味。女性の社会進出をめぐるかなりハードな作品で、邦題のフワッフワなイメージとはかけ離れています。
炭鉱夫の娘(Coal Miner's Daughter)
↓
歌え!ロレッタ愛のために マイケル・アプテッド
K-PAX
↓
光の旅人 イアン・ソフトリー
意味深な原題が台無し。
ビースト・オブ・ザ・サザン・ワイルド(Beasts of the Southern Wild)
↓
ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~
ベン・ザイトリンによる退廃的な幻想世界。
確かに主人公の名前はハッシュパピーですが、原題「南の野生の野獣」が示す通り過酷な現実の中で成長していく話なのです。
邦題の如く脳味噌ユルユルなファンタジーではありません。
子羊のためのライオン(Lions for Lambs)
※バカデカい陰謀も何もありません。
原題の意味には羊=愚か者(無関心な者)、ライオン=勇者ということで「多数の無関心な者たちを守る少数の勇者たち」や「愚かなリーダーによって戦場に送られる勇者」といった意味があるそうです。
ワンダフル・カントリー(The Wonderful Country)
↓
メキシコの暴れん坊 ロバート・パリッシュ
いや、まあ確かに戦ってたけど…なんかイメージと違う。
ファット・シティ(Fat City)
↓
ゴングなき戦い ジョン・ヒューストン
リアルすぎるボクシング映画。
そのタイトルとは真逆の寂れた町、過去の栄光、冷徹なままに無情な生活、栄光とは程遠いボクシングの世界…という淡々とした映画なので ぜん っ せん 戦いって感じではありません。
ウィー・ウェア・ストレンジャーズ(We were strangers)
↓
ストレンジャーズ6 ジョン・ヒューストン
原題の意味は「私たちは見知らぬ仲」ってとこでしょうか。
この作品の「6(シックス)」は劇中に出てくる反政府組織に属する6人の闘士たちのことです。
けっして「ストレンジャーズ」という映画が6本あるわけではありません。
銃を持った男(Man with the Gun)
↓
街中の拳銃に狙われる男 リチャード・ウィルソン
邦題はクドいので原題通りでいいかと。
釜山行き(부산행/TRAIN TO BUSAN)
命名者は轢き殺されろ
アンド・スーン・ザ・ダークネス(AND SOON THE DARKNESS)
↓
女子大生・恐怖のサイクリングバカンス ロバート・フュースト
※主人公は看護婦です。
ちなみにマルコス・エフロンによるリメイクは原題が同じ「AND SOON THE DARKNESS」なのに「イン・ザ・ダークネス」になりました。
秘密の人々(Secret People)
↓
オードリー・ヘプバーンの初恋 ソロルド・ディキンソン
脇役なのにデカデカと題名で主張しやがらないで下さい。
つうか政治劇がメインのスパイもので恋とかほとんどねえのです。
パートナー(Partner)
↓
ベルトルッチの分身 ベルナルド・ベルトルッチ
ベルトルッチが分身するのか...(困惑)
ちなみに
1900年代(Novecento)
↓
1900年
スケールがクッソ小さくなってしまいました。
パニッシュメント・パーク(PUNISHMENT PARK)
↓
懲罰大陸★USA ピーター・ワトキンス
原題の意味は「懲罰公園」。
原題の意味は「懲罰公園」。
ドゥーム3(Dhoom)
サンジャイ・ガーンドヴィー&ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤによる犯罪アクションシリーズ「ドゥーム」。
原題「騒乱」の通りハチャメチャなカーアクションが見どころの一つ。
それが関連性があるのか分からない題名にされてしまいました(そもそもこの作品しか日本で公開されていない)。
ちなみに
チェイス(CHASE)
↓
チェイス ロッド・ホルコム
ここまでは理解可能。
リスク(RISK)
何故なのか。
雷撃機(Торпедоносцы)
↓
トルペド航空隊
または
北極圏対独海戦1944 セミョーン・アラノヴィッチ
わが闘いのセッション(Mes s?ances de lutte)
↓
ラブバトル ジャック・ドワイヨン
失われたイメージ(L'Image manquante)
↓
消えた画(え)-クメール・ルージュの真実 リティ・パニュ
いや確かにクメール・ルージュについての話でもありますよ。「消えた画」ってなんですか…。
絵でも盗むんですか?本編は窃盗どころの騒ぎじゃありませんよ。
朗読者(The Reader)
↓
愛を読むひと スティーヴン・ダルドリー
※愛はオマケです。
サイク・アウト(Psych-Out)
↓
都会の中の俺たちの城
または
ジャック・ニコルソンの嵐の青春 リチャード・ラッシュ
青春映画ではありますがドラッグ・カルチャーにどっぷり浸かるような内容なんですけど。
ユニオン駅(Union Station)
↓
武装市街 ルドルフ・マテ
駅構内を舞台に誘拐事件をめぐる攻防を描いたサスペンス。
市街地にはそんなに出ません。
殺人の数(MURDER BY NUMBERS)
↓
完全犯罪クラブ バーベット・シュローダー
実際に起きた「レオポルドとロープ事件」を題材にした作品。
別に完全犯罪目指そうって映画でもないし(計画もずさん極まりない)、クラブという規模でもないし、なんでこんなタイトルになったんでしょう。
アクション・ミュタンテ(アクシオン・ムタンテ/未来世紀ミュータント/ハイルミュタンテ!) アレックス・デ・ラ・イグレシア
コメディならどんなにダサイ邦題にしてもいいと思っていたんでしょうが後にタイトルを修正してDVD再販、謝罪文を載せた話は有名。
●危うく付けられそうになった邦題5本
駅馬車(Stagecoach) ジョン・フォード
↓
地獄馬車
または
走る狂気の馬車
ウエスト・サイド物語(West Side Story) ロバート・ワイズ
↓
紐育(ニューヨーク)愚連隊
ジョーズ スティーヴン・スピルバーグ
↓
ピーター・ベンチリーの原作小説は間に合わなかった模様。
フィールド・オブ・ドリームス(Field of Dreams) フィル・アルデン・ロビンソン
↓
とうもろこし畑のキャッチボール
↓
惑星大戦争
または