「荒野の決闘」より
全14項目
●代表作
「天空の城ラピュタ」、
「となりのトトロ」、
「名探偵ホームズ」、
「千と千尋の神隠し」、
脚本「耳をすませば」、
漫画&映画「風の谷のナウシカ」、
TVアニメ「未来少年コナン」等
●「出発点 1979〜1996」より28本+α
荒野の決闘 ジョン・フォード…西部劇、一瞬の銃撃戦や馬の疾走アクション、保安官、女性教師、酒場の女、兄弟、共闘。登場人物の歩き方を何とかアニメーションで表現できないものかと語っていました
血煙高田の馬場(決闘高田の馬場) マキノ正博(マキノ雅弘)…時代劇、ユーモア、剣戟アクション。阪東妻三郎の猛烈な疾走を見て『あんな走りを描きたい』とのこと
モダン・タイムス チャールズ・チャップリン…コメディ、ロマンス、工場の歯車が回る風刺、歌と踊り。『ラストの幕切れが好き』だそうです
たそがれ酒場 内田吐夢…戦後、群像劇、大衆酒場。巻末年表で印象に残った映画として記述
生きる 黒澤明…老後、公務員、公共事業、狂気
※「やぶにらみの暴君」のオリジナルフィルムは現在ほとんど出回っておらず、海外でVHS「The Curious Adventures of Mr. Wonderbird」の題名で発売されたもののみ。
グリモー自身がリメイクした「王と鳥」が現存
現金に手を出すな ジャック・ベッケル…再見してジャン・ギャバンの煙草の吸い方に驚愕したそうです
ライムライト チャールズ・チャップリン他…バスター・キートン/ロバート・アルドリッチ。チャップリンは子供の頃から好きだったものの、この映画だけは最初ジジ臭く感じたそうです。ただ見返して見ると改めてその良さに気付いたそうな
ポパイシリーズ フライシャー兄弟
ピーター・パン ウィルフレッド・ジャクソン他…クライド・ジェロニミ/オリー・ジョンストン/フランク・トーマス/ウォルト・ディズニー他。空中浮遊の描写について
バベットの晩餐会 ガブリエル・アクセル
白雪姫 デイヴィッド・ハンド他…オリー・ジョンストン/フランク・トーマス/ウォルト・ディズニー
靴みがき ヴィットリオ・デ・シーカ
自転車泥棒 ヴィットリオ・デ・シーカ…幼い頃に見て呆然としたそうです
木村功…出演の映画
恋人たち ルイ・マル…ジャンヌ・モロー
めし 成瀬巳喜男…巻末年表で印象に残った映画の一つとして記述
ストーカー アンドレイ・タルコフスキー…TVの放送で少ししか見ていなくても凄さを実感したとか
いかりのブドウ(怒りの葡萄) ジョン・フォード
尼僧ヨアンナ イェジー・カバレロヴィチ
木を植えた男 フレデリック・バック…「となりのトトロ」以前
クラック! フレデリック・バック…「となり」以前
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・本7冊
栽培植物と農耕の起源 中尾佐助
かもしかみち 藤森栄一
植物と人間 宮脇昭
人間の土地 アントワーヌ・ド・サン=テグ・ジュペリ
夜間飛行 アントワーヌ・ド・サン=テグ・ジュペリ
飛行士たちの話 ロアルド・ダール
単独飛行 ロアルド・ダール
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・戯曲
マクベス ウィリアム・シェイクスピア
・絵物語
・漫画2冊
●「折り返し点 1997~2008」より15本+α
煙突掃除と羊飼い(やぶにらみの暴君)…「王と鳥」は今作のセリフリメイク
たそがれ酒場
白雪姫…作品そのものは素晴らしいと思うものの『人間の心が実にシンプル(すぎて)あまり楽しめない』とのこと
溝口健二…の時代劇
青春の夢いまいづこ 小津安二郎
グロリア ジョン・カサヴェテス…『原語で見るのが一番面白い』『吹き替えはせっかくのスラング(隠語、略語、俗語)がいい加減な言葉にされつまらない』
田舎の日曜日 ベルトラン・タヴェルニエ
ウォレスとグルミットシリーズ ニック・パーク
ピノキオ ベン・シャープスティーン他…ハミルトン・ラスク/オリー・ジョンストン/フランク・トーマス/ウォルト・ディズニー。「白雪姫」同様
ファンタジア ベン・シャープスティーン他…ウォルト・ディズニー。上に同じ
ゲイリー・クーパー…俳優
ダーク・ブルー ヤン・スヴェーラク
・TVドラマ
・本16冊
単独飛行
人間の土地
かもしかみち
星の王子様 アントワーヌ・ド・サン=テグ・ジュペリ
環境考古学 マイラ・シャクリー
緑の世界史 クライブ・ポンディング
夜と霧 ヴィクトール・E・フランクル
山本周五郎…の昭和二十八年(1953)頃のエッセーについて
少年 ロアルド・ダール
縄文の世界 藤森栄一
富士見町史
シェパートン大佐の時計 ロバート・ウエストール
ブラッカムの爆撃機 ロバート・ウエストール
プレイバック レイモンド・チャンドラー…「星をかった日」パンフレットに引用
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●川村元気「仕事。」より1本
ミツバチのささやき ビクトル・エリセ
●「風の帰る場所」より9本+α
ライムライト
ストーカー
誓いの休暇 グリゴーリ・チュフライ(グリゴリー・チュフライ/グレゴリー・チュフライ/グレゴーリ・チュフライ)…ちなみに「女狙撃兵マリュートカ」も男勝りのヒロインが砂漠を駆け抜ける力強さ
ジョーズ スティーヴン・スピルバーグ
土曜の夜と日曜の朝 カレル・ライス他…トニー・リチャードソン
グレート・ブルー(グラン・ブルー) リュック・ベッソン
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・漫画
新・宝島 手塚治虫
・本2冊
真夜中のパーティー アン・フィリッパ・ピアス
●「続・風の帰る場所」より1本+α
※一部「出発点」と記述が重複
モダン・タイムス
・漫画2冊
太平洋Xポイント 手塚治虫…漫画家としての手塚、特にこの頃は好きとのこと
・小説
ダブリン市民 ジェイムズ・ジョイス
●鈴木敏夫「映画道楽」より3本
たそがれ酒場
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●養老孟司との対談「虫眼とアニ眼」より2本
木を植えた男
大いなる川の流れ(大いなる河の流れ) フレデリック・バック
・本
方丈記私記 堀田善衞
●黒澤明と対談した「何が映画か」より5本+α
生きる
セルゲイ・エイゼンシュテイン…エイゼンシュテインが絵コンテを使ったことについて一言。モンタージュ理論そのものは否定
・本
蝦蟇の油 黒澤明
●「宮崎駿の雑草ノート」より2本+α
誓いの休暇…全体的に良い作品だと言いつつ、たった一人で戦車を倒してしまう場面だけ不満なのだとか。なので自作で化物みたいな奴に何台も戦車を破壊させる模様(「さらば愛しきルパン」「ナウシカ」等)
ヨーロッパの解放 ユーリー・オーゼロフ…戦車が飛ぶ、戦闘はメチャクチャリアルなプロパガンダ。戦争ものに不満の多い宮崎が中々見せる作品として評価していた映画の一つ。正しアホみたいに上映時間が長くなければ
・漫画
パンツァーフォー! 小林源文…リアルな戦場ものに定評のある漫画家として
●「「もののけ姫」はこうして生まれた」より+α
※「映像の世紀」について『死体の映像が多すぎる』という批判に対し、戦後間もない頃に青春を過ごした宮崎は『僕らは子供の頃さんざん見た』と自身の経験を織り交ぜつつ『理解しきれない現実にぶつかっている』『さあそこからどうする?』と自身の考えを語っていました
●「Cut」2001年1月号より2本
※ロッキング・オン社
イージー・ライダー デニス・ホッパー/ピーター・フォンダ
●叶精二「宮崎駿全書」で言及されていた主な映画5本
※2022年8月22日追加
※宮崎駿の言及ではなく叶精二がまとめた情報からの抜粋
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※アレクサンドル・ネフスキー セルゲイ・エイゼンシュテイン…「ナウシカ」に先駆けた民族の衝突、騎兵同士の戦闘、女戦士
初井言榮…が出自を語るTV番組
※「アレクサンドル・ネフスキー」については宮崎がATG映画を見ておりそこで公開された今作も見ている可能性について触れていました
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●その他3本
スーパーマン フライシャー兄弟…マックス・フライシャー/デイヴ・フライシャー。「さらば愛しきルパン」で言及&オマージュ
静かなる男 ジョン・フォード…モーリン・オハラの大ファン、赤毛が美しい女性、微笑ましくも豪快な殴り合いといったアクション。「ジブリの教科書7 紅の豚」で鈴木敏夫いわく『ジョン・フォードの映画そのままだよね』とのこと
※2018年1月19日追記