タランティーノ初期の短編「マイ・ベスト・フレンズ・バースデイ」

 
マイ・ベスト・フレンズ・バースデイ
My Best Friend's Birthday
 
クエンティン・タランティーノが1984年~1987年にかけて撮った短編。
フィルムは白黒で、タランティーノ特有のダベりはこの頃からはじまる。短編なのでモチロン展開は速いです。
題名通り、自分の友人の誕生日を祝おうとあれこれやるのですが、悉く裏目に出てしまう様子をおもしろおかしく描くコメディです。

ラジオのスタジオ?みたいな場所で初っ端から喋って喋って喋りまくるタランティーノ
目障りな字幕が無いですから、言語の面白さを存分に味わう事ができました。

ファックだのシットだのアスだの汚いセリフも言いまくり。ヤクで1ッ発の描写もこの頃から。
本当タランティーノって変わらないですねえ。
ラジオと友人達のシーンが交互に挿入される。にしてもタランティーノが五月蝿い。

カップルのやり取りが面白い。
キスを交わすカップル、男は上着の下に彼女の手を入れさせ“誘う”
女はトイレに待機させていた強面の“お友達”を見せつけ、男は敗北を悟る。女の方が一枚上手でした。
シャワー中に見られるのは女の裸ではなく男の裸ばっかりでアッー!
男だって女に裸を見られるのはちょっと恥ずかしい。解ってくれよっ!(何がだ)

そう思うと今度は酒場のビリヤード場でタランティーノが女の子をナンパしたりしている。
色んな人間がダベりにダベる。
女をかけたケンカはカンフーの真似事、必殺武器はホウキ。映画のポスターが壁中に貼られている。
一方、女の方はシャツ一枚にパンツ姿で電話でお喋り中。

そういやジョン・カーペンターとジム・コロスが組んだ短編「ブロンコ・ビリーの復活」にも映画のポスターが部屋中に貼られていましたっけ。

タランティーノとナンパした女性との会話で映画は終わります。