アレクサンドル・ソクーロフが影響を受けた映画

最高裁判所(Высший суд)」より

全5項目

●代表作

「マザー、サン」
「孤独な声」
 
映画監督、脚本家、プロデューサー、作家、映画講師、アーティスト等で活躍するアレクサンドル・ソクーロフ(アリクサーンドル・ニカラーェヴィチ・サクーラフ)が影響を受けた・好きな映画。
ストライキ セルゲイ・エイゼンシュテイン…労働者、工場、暴力、虐殺
アラン ロバート・フラハティ(ロバート・J・フラハティ)…海、自然の荒々しき光景
アタラント号 ジャン・ヴィゴ…恋愛、ユーモア、ロードムービー
叫びとささやき イングマール・ベルイマン…歴史、姉妹、愛憎劇
無気力症シンドローム キラ・ムラトヴァ(キラ・ムラートワ/キラ・ムラートヴァ)…未亡人、精神病、狂気
大地 アレクサンドル・ドヴジェンコ(オレクサンドル・ドヴジェンコ)…コルボース(集団農場)、自然、生と死
ゴッドファーザー フランシス・フォード・コッポラ…ギャング、家族、殺し合い
最高裁判所 ヘルツ・フランク…ドキュメンタリー、死刑、法律
ありふれたファシズム(野獣たちのバラード) ミハイル・ロンム…ドキュメンタリー、ホロコーストファシズム
そして船は行く フェデリコ・フェリーニ…豪華客船、葬儀、ユーモア
 
最高裁判所(Высший суд/Par desmit minutem vecaks/Ten Minutes Older)」
ヘルツ・フランク(Герц Вульфович Франк/Herz Frank)
 
アマルコルド フェデリコ・フェリーニ…コメディ、乱痴気騒ぎ、戦争の足音
アンドレイ・ルブリョフ アンドレイ・タルコフスキー…歴史、画家、戦争・動乱
タルコフスキーとは交流を深める。特に「孤独な声」制作時にソクーロフを庇った存在。
ソクーロフも「モスクワ・エレジー等でリスペクト捧げる
アラン フラハティ
ストライキ エイゼンシュテイン

ユーリー・ノルシュテインの仕事」より1本

霧の中のハリネズミ(霧につつまれたハリネズミ) ユーリー・ノルシュテイン(ユーリ・ノルシュテイン)

前田英樹によるインタビュー本ソクーロフとの対話―魂の声、物質の夢」より11本+3監督

アトランタ号(アタラント号) ジャン・ヴィゴ
ロバート・フラハティ(ロバート・J・フラハティ)
アレクサンドル・ドブジェンコ
ユーリー・ノルシュテイン
惑星ソラリス アンドレイ・タルコフスキー
ベニスに死す ルキノ・ヴィスコンティ…良い映画だと言いつつも『グスタフ・マーラーの音楽抜きならもっと意味のあるものになった』
アレクサンドル・ネフスキー セルゲイ・エイゼンシュテイン…セルゲイ・プロコフィエフ抜きの今作について
イワン雷帝 セルゲイ・エイゼンシュテイン…上に同じ
裸の島 新藤兼人『フラハティもドヴジェンコも作れなかったイントネーション(眼差しと動き)のある映画』
 
戦ふ兵隊(戦う兵隊) 亀井文夫
タイタニック ジェームズ・キャメロン「静かなる一頁」以降
 
・不明
ナンバー6の家
 
ソクーロフいわく『日本にとって「裸の島」は「戦艦ポチョムキン」以上かもしれない』とのこと。
また新藤に「裸の島」の演出ついて聞いたことがあるそうですが新藤本人は無自覚だったそうな
「戦ふ兵隊」については蓮實重彦山根貞男「日本映画の貢献」等でも言及。
1995年の第8回東京国際映画祭で配布「ニッポン・シネマ・クラシック」「世界の映画人100人が選ぶ日本映画この1本」
 
・絵
葛飾北斎…の波に揉まれている船が描かれる作品群

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