セルジオ・レオーネが影響を受けた映画

「リバティ・バランスを射った男」より

全3項目

●代表作

「善玉・悪漢・卑劣漢(続・夕陽のガンマン)」
「荒野の用心棒」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト(ウエスタン)」
 
映画監督、脚本家、プロデューサー等で活躍したセルジオ・レオーネが影響を受けた・好きだった映画。

●クリストファー・フレイリング著セルジオ・レオーネ 西部劇神話を撃ったイタリアの悪童」で語られた主な映画36本

殺人狂時代 チャールズ・チャップリン…アイデア提供:オーソン・ウェルズ。ブラック・コメディ、犯罪、殺人
モダン・タイムス チャールズ・チャップリン…コメディ、ロマンス、風刺、歌。「夕陽のギャングたち(頭を伏せろ!)」における騒動に巻き込まれた者の無邪気さ
用心棒 黒澤明/宮川一夫…西部劇のような世界観の時代劇、アクション、ヤクザ。髭面、アウトロー、一対多数。ダシール・ハメット「血の収穫」をアレンジした作品
汚れた顔の天使 マイケル・カーティス…ジェームズ・キャグニー。ギャング、犯罪、子供たち。若い頃に見た映画の一つ。ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカを撮る際にも振り返る
民衆の敵 ウィリアム・A・ウェルマン…ジェームズ・キャグニー。ギャング、青春、犯罪アクション、閃光が物語るもの。上に同じ
キッスで殺せ ロバート・アルドリッチフィルム・ノワール、探偵、アクション、激拳連打、SF
悪徳(ビッグ・ナイフ) ロバート・アルドリッチ…バック・ステージ、映画製作
攻撃 ロバート・アルドリッチ…戦争、反骨精神、本当の敵
風と共に去りぬ ヴィクター・フレミング/ジョージ・キューカー他…恋愛、歴史・戦争、銃撃。リメイクを構想していた映画の一つ
七人の侍 黒澤明…戦争映画さながらの時代劇、アクション、ユーモア。果し合い、髭面
 
暗黒街の顔役(スカーフェイス) ハワード・ホークス…ギャング、犯罪アクション、暴力・近親相姦の暗示。イン・アメリカ制作時に破片や弾痕・ガラスの割れ方等の参考に本編やスチール写真を見たりしたそうです
 
「用心棒」「荒野の用心棒」としてリメイク
 
※アルドリッチとは後に「ソドムとゴモラで仕事を共にしますが、その時のトラブルについてレオーネ本人のコメントやフレイリングがまとめた情報と共に記述されていました
 
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト(ウエスタン)」でリスペクトを捧げた西部劇
リバティ・バランスを射った男 ジョン・フォード…ミステリー・回想形式、政治。列車、無法者たち、投げ渡される銃、決闘。ウディ・ストロード、リー・ヴァン・クリーフ
捜索者 ジョン・フォード…冒険・アクション、異文明との衝突、復讐、黒い帽子
大砂塵 ニコラス・レイ…女たちの生き様、決闘
アイアン・ホース ジョン・フォード…歴史劇、列車、殺人容疑のでっちあげ、異文明との衝突
ラスト・サンセット(ガンファイター) ロバート・アルドリッチ…決闘、牛、ジャック・イーラム
ワーロック エドワード・ドミトリク…保安官、決闘、アウトロー
ヴェラクルス ロバート・アルドリッチアウトローコンビ、アクション、戦争、決闘。ジャック・イーラム、ガンアクション、黒衣
無頼の群 ヘンリー・キング…復讐と追跡の旅、黒衣
裸の拍車 アンソニー・マン…賞金首、追跡、天使が上から見下ろすような視点
ライド・ロンサム バッド・ベティカー…旅、奪われたもの、復讐・憎悪・狂気
 
※ちなみに「イン・ザ・ウエスト」で組んだダリオ・アルジェント「大砂塵」「捜索者」
 ベルナルド・ベルトルッチもフォードやホークス等のファン
 
※ベティカーについて、レオーネはロバート・ノットの著作「名残のカウボーイ・ヒーローたち」でも彼に会った際に感嘆しながら私は貴方から何もかも盗んだ!とベティカーに告白したとか
 
※ちなみにレオーネの弟子として学んだクリント・イーストウッドもベティカー及びランドルフ・スコットの大ファン
 

追跡 ラオール・ウォルシュフィルム・ノワール、旅・記憶・殺しの追手、母親

リオ・ブラボー ハワード・ホークス…保安官、アクション、カスタマイズされた武器、ダイナマイト、少数対多数による決戦。ディミトリ・ティオムキンの音楽

 
駅馬車 ジョン・フォード…冒険、異文明との衝突、アクション、復讐。若い頃に見た映画の一つ
ウィンチェスター銃'73 アンソニー・マン
西部魂 フリッツ・ラング
西部の人 アンソニー・マン

赤い矢 サミュエル・フラー

去り行く男 デルマー・デイヴィス

荒野の決闘 ジョン・フォード…制作にまわり弟子トニーノ・ヴァレリに撮らせた「ミスター・ノーボディ」にもヘンリー・フォンダ、墓場の印象的なショット等

野の七人(マグニフィセント・セブン) ジョン・スタージェス七人の侍のリメイク。ガンアクション、仕草
 
リオ・ブラボーマカロニウエスタン(スパゲッティ・ウエスタン)に先駆けた映画の一つ

真昼の決闘 フレッド・ジンネマン…一対多数、ディミトリ・ティオムキンの音楽、リー・ヴァン・クリーフ

シェーン ジョージ・スティーヴンス…家族、ロマンス、殴り合い、決闘、葬儀
 
「夕陽のギャングたち(頭を伏せろ!)」
男の敵 ジョン・フォード/ロバート・ワイズ過去として挿入されるアイルランド独立運動をめぐる裏切り・情景の源流
静かなる男 ジョン・フォード「頭を伏せろ!」の主人公の名前のモチーフ、一対一の殴り合い、自然
 

「夕陽のギャングたち」以降3本

ワイルドバンチ サム・ペキンパー「ミスター・ノーボディ」「ワイルド・バンチ」という大強盗団(100人)、墓標にサム・ペキンパーの名を刻み勝手にブッ殺してパロディ。ちなみにレオーネがあまりにやりたい放題やってしまったのでヴァレリがブチ切れ、二人の仲は最悪になってしまったそうです

●その他1本

ブキャナン・ライズ・アローン(Buchanan Rides Alone) バッド・ベティカー…荒縄、拳銃を突き付け合う駆け引きとユーモア、裏切り、銃を投げ渡す

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