長谷川和彦が影響を受けた映画

全5項目

●代表作

 
脚本家、映画監督、俳優、「ディレクターズ・カンパニー」元取締役等で活躍する長谷川和彦(ゴジ)が影響を受けた・好きな・語った映画。

●「グラフ外国映画史 世界の名監督100人」の「見世物とアンチヒーロー」より6本+1監督

バスター・キートン…コメディ、恋愛、アクション
長距離ランナーの孤独 トニー・リチャードソン…犯罪、スポーツ、青春
蜜の味 トニー・リチャードソン…青春、同性愛
突然炎のごとく フランソワ・トリュフォー…恋愛、青春、自転車の疾走、徴兵
タクシードライバー マーティン・スコセッシ/ポール・シュレイダー…戦争帰還者の狂気、犯罪、暴力、恋愛感情、ロリータ
ゴッドファーザー フランシス・フォード・コッポラ…ギャング、青春、家族、犯罪、暴力、暗殺、爆殺
網走番外地 石井輝男…刑務所、脱獄、スリラー。この映画のポスターを見たことが映画監督を目指すキッカケになったそうです

●「映画芸術」1989年秋号の「長谷川和彦 黒い雨と今村昌平を語る」より6本

にっぽん昆虫記 今村昌平…農業、売春、エロティック。長谷川いわく“オマンコの匂いがする映画。今村はスタッフとして制作のノウハウを学んだ師の一人。大島渚(のことも軽くdisりながら)に比べて今村は圧倒的に面白かったそうです
タクシー・ドライバー(タクシードライバー)
朝な夕なに ヴォルフガング・リーベンアイナー…青春、教師、音楽。長谷川がミュージシャンになりたかった頃に見ていた映画の一つ
五つの銅貨(5つの銅貨) メルヴィル・シェイヴルソン/ダニー・ケイ…伝記、音楽。上に同じ
ナッシュビル ロバート・アルトマン…コメディ、群像劇
復讐するは我にあり 今村昌平/原一男「黒い雨」よりはラストシーンが良かったと言っていました
黒い雨 今村昌平…自主規制のしすぎ、正義感ぶってる、昔の今村映画にあった“オマンコの匂いがしない”“笑えない映画”だと気に入らない様子でした
 
※胎内被爆者として母の体験から広島の原爆についても語っていた長谷川。太陽を盗んだ男被爆者団体から抗議が来た際、こちとら当事者だからこういう映画撮ってんだよコノヤローという具合に被爆者手帳を見せ黙らせたそうです(抗議に来た人間は被爆者ですらなかったとか)。

●「月刊PLAYBOY1977年7月号の「『映画やりたい奴この指とまれ 長谷川和彦 新米監督の独立宣言 俺を勃起させたアメリカの映画野郎たち』」で語っていた作品12本

TELEFONE(テレフォン) ドン・シーゲル/チャールズ・ブロンソン…撮影現場を覗いたそうです。シーゲルから彼の下で助監督として学んだサム・ペキンパーわらの犬のスローモーション演出についても聞いたとか
白い肌の異常な夜 ドン・シーゲル/クリント・イーストウッド
ダーティハリー ドン・シーゲル/クリント・イーストウッド
アリスの恋 マーティン・スコセッシ
ニューヨーク・ニューヨーク(ニューヨーク、ニューヨーク) マーティン・スコセッシアメリカで試写を見た作品の一つ。カットのしかたについてスコセッシと話し合ったとか
Pink Flamingos(ピンク・フラミンゴ) ジョン・ウォーターズ…かなり面白かったそうで、当時日本に輸入されなかったことを嘆いていました
The Harder They Come(ハーダー・ゼイ・カム) ペリー・ヘンゼル
Love and Anarchy(愛とアナーキーの映画) リナ・ウェルトミュラー
Swept away(流されて…) リナ・ウェルトミュラー
 
Seven beauties(セブン・ビューティーズ) リナ・ウェルトミュラー
ロッキー ジョン・G・アヴィルドセン/シルヴェスター・スタローンアメリカで試写を見た作品の一つ。予想以上に良い映画で感動してしまったそうです

Brutus cinema―なにしろ映画好きなもので。 (Magazine House mook) ムック」1998年5月号より1本

ハーダー・ゼイ・カム ペリー・ヘンデル(ペリー・ヘンゼル)

●関連記事

今村昌平…の「神々の深き欲望」等で助監督として学ぶ

鈴木清順…〃「夢二」に出演

久世光彦…が演出・制作のTVドラマ悪魔のようなあいつで脚本

神代辰巳…の「青春の蹉跌」等で脚本


●「ディレクターズ・カンパニー」関係者

相米慎二太陽を盗んだ男助監督

黒沢清…上記作品の製作に参加

井筒和幸