淀川長治のオールタイムベスト

ビデオ監修「クラシック名画解説全集」
共著「映画となると話はどこからでも始まる」
「映画千夜一夜
TV番組解説日曜洋画劇場1966年~、
TVアニメ解説「怪物くん(1968年)
 
映画評論家、映画番組解説者、監修、配給協力 等で活躍した淀川長治のオールタイムベスト。
全2ページに分けてリストアップ。真の「究極の映画ベスト100」

蓮實重彦山田宏一と対談した「映画となると話はどこからでも始まる」より269本

「わたくしのベスト10とあと90本(ベスト100)」
黄金狂時代 チャールズ・チャップリン…コメディ、飢えの恐怖、ロマンス。チャップリンは「わたくしにとってすべてベスト!」とのこと
グリード エリッヒ・フォン・ストロハイム(エリッヒ・フォン・シュトロハイム)…犯罪、結婚、狂気。シュトロハイムは「結婚行進曲」もオススメだそうです
駅馬車 ジョン・フォード…西部劇、アクション、異文明との衝突。フォードど対談した際はわが谷は緑なりきが一番好きと答えたそうです(「映画は語る」より)
ベニスに死す ルキノ・ヴィスコンティ…同性愛、作曲家、疫病、砂浜
アマルコルド フェデリコ・フェリーニ…コメディ、乱痴気騒ぎ、戦時下
8 1/2(オット・エ・メッツォ) フェデリコ・フェリーニ…夢、映画監督、美女たちとの狂騒
野いちご イングマール・ベルイマン他…ヴィクトル・シェストレム。夢、幻想、ロード・ムービー
疑惑の影 アルフレッド・ヒッチコック…スリラー、ミステリー、恐怖
ミモザ館 ジャック・フェーデ(ジャック・フェデー)…下宿屋、夫婦、子供をめぐるやり取り
天井桟敷の人々 マルセル・カルネ/ジャック・プレヴェール…歴史、バック・ステージ、恋愛。「映画行脚」ではあまり好きではないと答え、カルネのベストに「嘆きのテレーズ」を選んでいました
 
わが谷は緑なりき ジョン・フォード…家族、労働者、炭鉱
嘆きのテレーズ マルセル・カルネ…スリラー、恋愛、不倫
「グリード」は現在短縮されたver.のみ現存。
後に失われた部分を残されたスチール写真で補った4時間版が発売
 
鉄の爪 ジョージ・B・サイツ 他…パール・ホワイト/エドワード・ホセ。パール・ホワイトは最も好きだった女優の一人
ウーマン(Woman) モーリス・ターナー(モーリス・トゥールヌール)
散り行く花 D.W.グリフィス…淀川が子供の頃に見て涙が止まらなかった作品の一つ
愚なる妻 エリッヒ・フォン・ストロハイム(エリッヒ・フォン・シュトロハイム)
紐育の丑満時 チャールズ・ブレイビン…エステル・テイラーもお気に入りの女優の一人
アメリカの影 ジョン・カサヴェテス
密告 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
かくも長き不在 アンリ・コルピ他…マルグリット・デュラス
チュー公の赤毛布 ウィルフレッド・ジャクソン他…ウォルト・ディズニィ(ディズニー)。「THE COUNTRY COUSIN」
歴史は女で作られる マックス・オフュールス(マックス・オフュルス)
 
「愚なる妻」伊藤大輔と熱く語り合う(伊藤の方は無いはずのシーンまで自分で想像して膨らませてしまう)ほど熱狂したそうです
 
イントレランス D.W.グリフィス
カビリア ピエロ・フォスコ(ジョヴァンニ・パストローネ)
番頭 チャールズ・チャップリン
移民 チャールズ・チャップリン
犬の生活 チャールズ・チャップリン
キッド チャールズ・チャップリン
のらくら チャールズ・チャップリン
偽牧師 チャールズ・チャップリン
巴里の女性 チャールズ・チャップリン
サーカス チャールズ・チャップリン
 
イントレランスにはエリッヒ・フォン・シュトロハイム、トッド・ブラウニング、アラン・ドワン、フランク・ボーゼージ(フランク・ボーゼイギ/フランク・ボザージ/フランク・ボザーギ)、W.S.ヴァン・ダイク、ヴィクター・フレミング、ジャック・コンウェイ等も参加
 
街の灯 チャールズ・チャップリン
モダン・タイムス チャールズ・チャップリン
独裁者 チャールズ・チャップリン
殺人狂時代 チャールズ・チャップリン他…アイデア提供:オーソン・ウェルズ。別の本ではあまり好きじゃないと語っていました
ライムライト チャールズ・チャップリン他…バスター・キートン/ロバート・アルドリッチ
火 ピエロ・フォスコ(ジョヴァンニ・パストローネ)
男性と女性 セシル・B・デミル他…ミッチェル・ライゼン
カリガリ博士 ロベルト・ウィーネ(ローベルト・ヴィーネ/ローベルト・ウィーネ/ロベルト・ウイーネ)他…カール・マイヤー/フリッツ・ラング
モヒカン族の最後(モヒカン族の最期) モーリス・ターナー(モーリス・トゥールヌール)他…クラレンス・ブラウン
焼け爛れし翼(歌われた翼) ペンリン・スタンロウ(ペンリン・スタンロウズ)他…ポール・ペリー(Paul Perry)。「Singed Wings」。ペンリン・スタンロウ(Penrhyn Stanlaws)。フィルムは現在行方不明
 
三仮面 アンリ・クロス(アンリ・クロース)「LE TROIS MASQUES(The Three Masks)」。詳細不明
乗合馬車 ヘンリィ・キング(ヘンリー・キング)
ステラ・ダラス ヘンリィ・キング(ヘンリー・キング)
ジークフリート(ニーベルンゲン) フリッツ・ラング「ニーベルンゲン」第一部:ジークフリート、第二部:クリームヒルトの復讐
メトロポリス フリッツ・ラング…オットー・フンテ/エリック・ケテルフート/カール・フォル・ブレヒト他。様々なver.が存在。現在再発見された部分も含めた完全版も。2022年には3時間ver.も制作
バグダッドの盗賊 ラオール・ウォルシュ…ウィリアム・キャメロン・メンジース/ミッチェル・ライゼン他
幌馬車(カバードワゴン) ジェームズ・クルーズ
十誡(十戒) セシル・B・デミル…セオドア・ロバーツ版
ヴァリエテ E.A.デュポン/カール・フロイント
テレーズ・ラカン ジャック・フェーデ(ジャック・フェデー)
 
ビッグ・パレード キング・ヴィドア(キング・ヴィダー)…戦争映画はコレが最高とのこと
栄光 ラオール・ウォルシュ…好みで言えばビッグ・パレードよりも好きだそうです
第七天国 フランク・ボーゼージフランク・ボーゼージ(フランク・ボーゼイギ/フランク・ボザージ)
サンライズ F.W.ムルナウ…ムルナウもまた同性愛をめぐって悩んだ一人
要心無用 サム・テイラー他…フレッド・ニュウメイヤー(ニューメイヤー)/ハロルド・ロイド
恋愛三代記 バスター・キートン他…エディ・クライン(エドワード・F・クライン)
三人の女 エルンスト・ルビッチ
ウィンダミア夫人の扇 エルンスト・ルビッチ
救ひを求むる人々(救いを求むる人々) ジョゼフ・フォン・スタンバーグ(ジョセフ・フォン・スタンバーグ)
さらば青春 アウグスト・ジェニーナ…ジェニーナ版は1918年のマリア・ヤコビニ(日本では1921年公開)、1927年のカルメン・ボニ出演のものが存在
 
結婚哲学 エルンスト・ルビッチ
巴里の女性 チャールズ・チャップリン
夜の女 モンタ・ベル(Monta Bell)
美人帝国 モンタ・ベル
人生の乞食 ウィリアム・ウェルマン(ウィリアム・A・ウェルマン)…ルイズ・ブルックス(ルイーズ・ブルックス)の代表作の一つと言っていました
東への道 D.W.グリフィス…グリフィスにしては「あまり好きとは申せぬがやはり加えておこう」とのこと
国民の創生(國民の創生) D.W.グリフィスアメリカを英雄きどりで語るところが気に入らぬが」と言いつつ、映画史上の注目作には違いないとのこと
スージーの真心 D.W.グリフィス…リリアン・ギッシュ×グリフィスのコンビで一番好きな作品だそうです
裁かるゝジャンヌ(裁かるるジャンヌ) カール・ドライエル(カール・テオドア・ドライヤー)
吸血鬼(ヴァンパイア) カール・ドライエル(カール・テオドア・ドライヤー)
 
「國民の創生」は様々なver.が存在。
また今作には他にラオール・ウォルシュやジョン・フォード等も出演
裁かるゝジャンヌ(裁かるるジャンヌ)」は日本で最初に見れたver.はドライヤーが再編集した第ニ版。
1994年に日本でもオリジナル版を初上映。
IVCから出された版は周囲が大きくカットされクローズ・アップがより極端なものに。
2005年にオリジナル版も発売
 
涙の船唄 キング・ヴィドア(キング・ヴィダー)
巴里の屋根の下 ルネ・クレール
喝采 ルウベン・マムウリアン(ルーベン・マムーリアン)
自由を我等に ルネ・クレール
ル・ミリオン ルネ・クレール
巴里祭 ルネ・クレール
生きているモレア ベン・ヘクト他…チャールズ・マックアーサー(チャールズ・マッカーサー)
砂漠の生霊 ウィリアム・ワイラア(ウィリアム・ワイラー)
ハレルヤ キング・ヴィドア(キング・ヴィダー)
嘆きの天使 ジョゼフ・フォン・スタンバーグ(ジョセフ・フォン・スタンバーグ)
 
会議は踊る エリック・シャレル
ラヴ・パレード(ラヴ・パレイド) エルンスト・ルビッチ
ロッコ ジョゼフ・フォン・スタンバーグ
間諜X27 ジョゼフ・フォン・スタンバーグ
タブウ ロバート・フラハティ(ロバート・J・フラハティ)他…F.W.ムルナウ
モアナ ロバート・フラハティ(ロバート・J・フラハティ)
美女と力への道(美と力への道) ウィルヘルム・プラーゲル…ドイツの映画会社ウファ(ウーファ)で撮影された「美と力への道(Wege zu Kraft und Schönheit)」
陽気な中尉さん エルンスト・ルビッチ
人生案内 ニコライ・エック
暗黒街の顔役(スカーフェイス) ハワード・ホークス…最高のギャング映画だと言っていました。二種類の結末
 
シナラ キング・ヴィドア(キング・ヴィダー)
雨 ルイス・マイルストン…淀川さん的にジョーン・クロフォードはコレがベストだそうです。マイルストン版に先駆けたラオール・ウォルシュの「港の女」も評価していました
西部戦線異状なし ルイス・マイルストン
仮面の米国 マーヴィン・ルロイ
七日間の休暇 リチャード・ウォーレス
市街 ルウベン・マムウリアン(ルーベン・マムーリアン)
裏街 ジョン・M・スタール
グランド・ホテル エドマンド・グゥルディング(エドマンド・グールディング)
夢見る唇 パウル・ツィンナァ(パウル・ツィンナー)…ビリー・ワイルダー「昼下りの恋(昼下りの情事)」として再映画化
或る夜の出来事 フランク・キャプラ他…ロバート・リスキン
 
※ここまで100本。
ベスト10+90本はとうに超えましたが、淀川いわく「ところがここで……まさかあなた……おさまるわけがないでしよう」だそうです(100本どころか124本目の「影なき男」の記述より)

・101本目

未完成交響楽 ウィリ・フォルスト(ヴィリ・フォルスト)
たそがれの維納 ウィリ・フォルスト(ヴィリ・フォルスト)
外人部隊 ジャック・フェーデ(ジャック・フェデー)
乙女の湖 マルク・アレグレ…二種類の結末
男の敵 ジョン・フォード
人生は四十二から レオ・マッケリィ(レオ・マッケリー)
描かれた人生 アレキサンダー・コルダ(アレクサンダー・コルダ)
ただ一つの愛(暗黒街の弾痕) フリッツ・ラング
女だけの都 ジャック・フェーデ(ジャック・フェデー)
孔雀夫人 ウィリアム・ワイラア(ウィリアム・ワイラー)他…ルドルフ・マテ。『ベスト10の中に加えるべきだった作品』だそうです
 
我等の仲間 ジュリアン・デュヴィヴィエ
大いなる幻影 ジャン・ルノワール他…エリッヒ・フォン・シュトロハイム。ベスト10に入れなかったのは『演出の表情(表現に非ず)がエリートすぎた』とのこと
荒野の決闘 ジョン・フォード…人によっては荒野の決闘が良いというのもわかるが、活動写真(映画)の精神は駅馬車とのこと
沈黙 イングマール・ベルイマン
どん底 ジャン・ルノワール
舞踏会の手帖 ジュリアン・デュヴィヴィエ
ブルグ劇場 ウィリ・フォルスト(ヴィリ・フォルスト)
わが家の楽園 フランク・キャプラ…ディミトリ・ティオムキン
デッドエンド ウィリアム・ワイラア(ウィリアム・ワイラー)他…グレッグ・トーランド
コンドル(オンリー・エンジェルズ・ハブ・ウィングズ) ハワード・ホークス…ディミトリ・ティオムキン
ホークス「コンドル(オンリー・エンジェルズ・ハブ・ウィングズ)」について、第二次世界大戦アメリカとの太平洋戦争開戦間際まで映画館が上映していたとか。
客が詰めかけて見ていて印象に残っている作品でもあるそうです
 
スミス都へ行く フランク・キャプラ…ティオムキン。開戦間際まで上映された作品の一つ
望郷 ジュリアン・デュヴィヴィエ…出来すぎたきらいがあるにしても、永久に死なないであろう映画の一つとのこと
ロッコ ジョゼフ・フォン・スタンバーグ…上に同じ
影なき男 W.S.ヴァン・ダイク他…ダッシェル・ハメット(ダシール・ハメット)
南部の人 ジャン・ルノワール他…ロバート・アルドリッチ
河 ジャン・ルノワール/サタジット・レイ
フレンチ・カンカン ジャン・ルノワール他…ジャック・リヴェット
白雪姫 デイヴィッド・ハンド他…オリー・ジョンストン/フランク・トーマス/ウォルト・ディズニー
市民ケーン オーソン・ウェルズ/ロバート・ワイズ
ストライキ セルゲイ・エイゼンシュテイン
 
戦艦ポチョムキン セルゲイ・エイゼンシュテイン自主上映運動で1959年に日本初公開。1967年に一般公開。みながあまりに騒ぐので「いささか鼻についてきた」そうです
土曜の夜と日曜の朝 カレル・ライス他…トニー・リチャードソン
裸足のイザドラ カレル・ライス
ローズマリーの赤ちゃん ロマン・ポランスキー他…ジョン・カサヴェテス
裸の町 ジュールズ・ダッシン
日曜はダメよ ジュールズ・ダッシン
トプカピ ジュールズ・ダッシン
男の争い ジュールズ・ダッシン
美女と野獣 ジャン・コクトオ(ジャン・コクトー)
オルフェ ジャン・コクトオ(ジャン・コクトー)
 
ドン・キホーテ G.W.パプスト他…フェオドール・シャリアピン
死の谷 ラオール・ウォルシュ
バワリー(バワリイ) ラオール・ウォルシュ
いちごブロンド ラオール・ウォルシュ
懐かしのアリゾナ ラオール・ウォルシュ他…アーヴィング・カミングス
雨のなかの女 フランシス・フォード・コッポラ
ゴッドファーザー フランシス・フォード・コッポラ…コッポラはゴッドファーザーから“だらく”したと言い、テーマミュージックが食っちまった名作、けれどもコッポラは永遠の映画フレンドだそうです
ひとりぼっちの青春(彼らは廃馬を撃つか?) シドニー・ポラック
シシリーの黒い霧 フランチェスコ・ロージ
真実の瞬間 フランチェスコ・ロージ
 
赤い靴 マイケル・パウエル/エメリック・プレスバーガー
水仙 マイケル・パウエル/エメリック・プレスバーガー
我が道を往く レオ・マッケリィ(レオ・マッケリー)
我等の生涯の最良の年 ウィリアム・ワイラア(ウィリアム・ワイラー)他…グレッグ・トーランド
ローマの休日 ウィリアム・ワイラーダルトン・トランボ/アンリ・アルカン/フランツ・プラナー他
コレクター ウィリアム・ワイラア(ウィリアム・ワイラー)
探偵物語(刑事物語) ウィリアム・ワイラア(ウィリアム・ワイラー)
必死の逃亡者 ウィリアム・ワイラア(ウィリアム・ワイラー)
女相続人 ウィリアム・ワイラア(ウィリアム・ワイラー)…これだけは落とせない作品の一つとか
ブルックリン横丁 エリア・カザン/ニコラス・レイ
 
エデンの東 エリア・カザン
波止場 エリア・カザン/ボリス・カウフマン
打撃王 サム・ウッド/ルドルフ・マテ
居酒屋 ルネ・クレマン
禁じられた遊び ルネ・クレマン
海の牙 ルネ・クレマン
太陽がいっぱい ルネ・クレマン他…アンリ・ドカエ/ポール・ジェゴフ。ヌーヴェルヴァーグで活躍したスタッフが多数集結した作品
人間の運命 セルゲイ・ボンダルチュク
誓いの休暇 グレゴーリ・チュフライ
マルタの鷹 ジョン・ヒューストン
 
黄金 ジョン・ヒューストン
白鯨 ジョン・ヒューストン/オーソン・ウェルズ
赤い風車 ジョン・ヒューストン
荒馬と女 ジョン・ヒューストン
イグアナの夜 ジョン・ヒューストン
アフリカの女王 ジョン・ヒューストン他…ジェイムズ・エイジー(ジェームズ・エイジー/ジェームズ・アギー)
アスファルト・ジャングル ジョン・ヒューストン
キー・ラーゴ ジョン・ヒューストン他…カール・フロイント
火山のもとで ジョン・ヒューストン
 
ジュニア・ボナー サム・ペキンパー
戦争のはらわた(クロス・オブ・アイアン) サム・ペキンパーワイルドバンチは嫌っていた淀川さんですが、この映画は『「西部戦線異状なし」を超えた』と絶賛していました
ダーティハリー ドン・シーゲル他…クリント・イーストウッド
レニー・ブルース ボブ・フォッシー他…ブルース・サーティース
恐怖の報酬 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
悪魔のような女 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
情婦マノン アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
リオ・ブラボー ハワード・ホークス「真昼の決闘」と音楽のディミトリ・ティオムキンをボロクソに言っていた淀川さんですが、他の作品と本作及び「赤い河」のティオムキンは好きだと言っていました
無防備都市 ロベルト・ロッセリーニ/フェデリコ・フェリーニ…別の本ではそんなに評価していませんでしたが、優れた作品であるということは認めていたようです
わが谷は緑なりき ジョン・フォード
 
静かなる男 ジョン・フォード
黄色いリボン ジョン・フォード
月の出の脱走 ジョン・フォード
怒りの葡萄 ジョン・フォード他…グレッグ・トーランド
果てなき船路(果てなき航路) ジョン・フォード
人類の戦士 ジョン・フォード
リバティ・バランスを射った男 ジョン・フォード
去年マリエンバードで アラン・レネ他…アラン・ロブ=グリエ
アンダルシアの犬 ルイス・ブニュエル他…サルバドール・ダリ
ビリディアナ ルイス・ブニュエル
 
※ここまで200本

・201本目

大人は判ってくれない フランソワ・トリュフォー
ピアニストを撃て フランソワ・トリュフォー「映画行脚」にてトリュフォーで一番好きと言っていました
突然炎のごとく フランソワ・トリュフォー
やわらかい肌 フランソワ・トリュフォー
アデルの恋の物語 フランソワ・トリュフォー
思春期 フランソワ・トリュフォー
イヴの総て ジョゼフ・L・マンキウィッツ(ジョゼフ・L・マンキーウィッツ)
恋人たち ルイ・マル
地下鉄のザジ ルイ・マル他ジャン=ポール・ラプノー
 
スリ(掏摸) ロベール・ブレッソン
赤い風船 アルベール・ラモリス
男と女 クロード・ルルーシュ
鉄道員 ピエトロ・ジェルミ
俺たちに明日はない(ボニー&クライド) アーサー・ペン他…ロバート・ベントン
奇跡の人 アーサー・ペン
サハリ! ヘンリー・ハサウェイ
ママの想い出 ジョージ・スティーヴンス
ボーイフレンド ケン・ラッセル
二十四時間の情事(ヒロシマ、モナムール) アラン・レネ他…マルグリット・デュラス/高橋通子
 
大地のうた サタジット・ライ(サタジット・レイ)
大河のうた サタジット・ライ(サタジット・レイ)
大樹のうた サタジット・ライ(サタジット・レイ)
テオレマ ピエル・パオロ・パゾリーニ
素晴らしき戦争 リチャード・アッテンボロー
2001年宇宙の旅 スタンリー・キューブリック
プリティ・ベビー ルイ・マル
アメリカの伯父さん アラン・レネ
激突! スティーヴン・スピルバーグ
アメリカの夜 フランソワ・トリュフォー
 
ジュリア フレッド・ジンネマン「真昼の決闘」は大嫌いだと言っていた淀川さんもこの作品はかなり好きだったようです
道化師 フェデリコ・フェリーニ
アギーレ-神の怒り ヴェルナー・ヘルツォーク
ゲームの規則 ジャン・ルノワール…とにかく「大好きです」とのこと
炎のランナー ヒュー・ハドソン他…リンゼイ・アンダーソン
父-パードレ・パドローネ タヴィアーニ兄弟…ヴィットリオ・タヴィアーニ/パオロ・タヴィアーニ
1900年代(1900年) ベルナルド・ベルトルッチ
木靴の樹 エルマンノ・オルミ
旅芸人の記録 テオ・アンゲロプロス
ブリキの太鼓 フォルカー・シュレンドルフ
 
サン・ロレンツォの夜(サン ロレンツォの夜) タヴィアーニ兄弟
モリエール アリアンヌ・ムヌーシュキン(アリアーヌ・ムヌーシュキン)クロード・ルルーシュ
時の泥棒(バンデットQ) テリー・ギリアム
ラ・パロマ ダニエル・シュミット
カルメン カルロス・サウラ
ファニーとアレクサンデル イングマール・ベルイマン
カオス・シチリア物語 タヴィアーニ兄弟
パリ、テキサス ヴィム・ヴェンダース
ミツバチのささやき ビクトル・エリセ
秋のソナタ イングマール・ベルイマン
 
田舎の日曜日 ベルトラン・タヴェルニエ
女と男の名誉 ジョン・ヒューストン
エル・スール ビクトル・エリセ
ローレル&ハーディ…スタン・ローレル&オリバー・ハーディ
ロスコオ・アーバックル(ロスコー・アーバックル)
ハリィ・ラングトン(ハリー・ラングトン)
マルクス兄弟
ラリィ・シモン(ラリー・シモン)
モンティ・バンクス
真夜中のパーティー ウィリアム・フリードキン
 
キングコング ジョン・ギラーミン
ストリートファイター ウォルター・ヒル
マリアンの友だち ジョージ・ロイ・ヒル
スティング ジョージ・ロイ・ヒル
アルフレッド・ヒッチコック…の諸作品
ホブスンの婿選び デヴィッド・リーン
逢びき デヴィッド・リーン/ロバート・クラスカー
荒野の用心棒 セルジオ・レオーネクリント・イーストウッド。黒澤明「用心棒」のリメイク。スパゲッティウエスタンをマカロニウエスタンと名付けたのは淀川
2018年3月21日追記・加筆修正
「恋人たち フランソワ・トリュフォー」と誤記していた箇所を「恋人たち ルイ・マル」に修正いたしました。御指摘のほど、誠にありがとうございます。

●関連記事

山田宏一…何度も対談した評論家の一人

蓮實重彦…上に同じ

双葉十三郎「写真で見る外国映画の100年」等を共同監修

佐藤忠男…をはじめ南部圭之助岡俊雄飯島正たちと「欧米映画史」等を共著

橋口亮輔…淀川の影響を受けた映画監督の一人

児玉清…解説者時代に淀川から刺激を受けた俳優

石森史郎…淀川の影響を受けた脚本家

大林宣彦…交流の深かった監督

佐々部清…映画学校で淀川の授業を受けた監督

黒澤明…交流の深かった監督の一人

溝口健二…ジョン・フォード駅馬車日本初公開時に淀川がコメントを求めた監督の一人

小津安二郎…上に同じ


●その他対談した主な監督 等

山田洋次岡本喜八周防正行北野武

池波正太郎…小説・脚本


「yahooブログ」で以前いただいた指摘コメント

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  • 誤 恋人たち フランソワ・トリュフォー
    正 恋人たち ルイ・マル

    ストリートファイター ウォルター・ヒル
    正 ストリート・オブ・ファイヤ ウォルター・ヒル 削除

    ski*130*p ]

     内緒 

    2018/3/20(火) 午後 2:42

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  •                                                                                                                                         

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    ski*130*pさん、コメントありがとうございます。
    何てことだ…今までミスに気づきませんでした。御指摘のほど誠に感謝です!削除

    すかあふえいす ]

     内緒 

    2018/3/21(水) 午前 0:43

     返信する
  •                                                                                                                                         

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    補足です。
    「映画となると話はどこからでも始まる」には「ストリートファイター」の名が記載されていました。

    ウォルター・ヒルが1975年に撮った「ストリートファイター(原題:Hard Times)」の表記とも一致します。


    1984年の「ストリート・オブ・ファイヤー」は本著には記載されていないようです。

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重ね重ね、誠にありがとうございました。