その他淀川長治の好きな映画


駅馬車より

 「映画千夜一夜より主な6本

風 ヴィクトル・シェストレム「スージーの真心」とともにリリアン・ギッシュの最高作だそうです
フリークス(怪物團) トッド・ブラウニング
絢爛たる殺人 ミッチェル・ライゼン…ライゼンをボロクソに言っていた淀川さんもこの作品は褒めていました
裏街 ジョン・M・スタール
殺意の瞬間 ジュリアン・デュヴィヴィエ
マックス、モン・アムール 大島渚…大島が苦手だった淀川さんも唸った作品

「映画行脚」より主に語っていた11本

ピアニストを撃て フランソワ・トリュフォー
嘆きのテレーズ マルセル・カルネ
カリフォルニア・ドールズ ロバート・アルドリッチ「正にアメリカ映画、僕アルドリッチが好きなのね」とのこと
ジャッカルの日 フレッド・ジンネマン一言「いいね」と強く推していました
フォロー・ミー キャロル・リード/アン・V・コーツ「第三の男」はボロクソに言っていましたがこの映画は好きとのこと
テス ロマン・ポランスキー
ラグタイム ミロス・フォアマン
/アン・V・コーツ
ひまわり ヴィットリオ・デ・シーカ
ザ・デッド「ダブリン市民」より ジョン・ヒューストン
理由なき反抗 ニコラス・レイ
 
ライアンの娘 デヴィッド・リーン

淀川長治 カムバック、映画の語り部に収録された「西部劇ベスト25」で淀川が挙げていた10本

荒野の決闘 ジョン・フォード
駅馬車 ジョン・フォード
シェーン ジョージ・スティーヴンス
大いなる西部 ウィリアム・ワイラー
黄色いリボン ジョン・フォード  
死の谷 ラオール・ウォルシュ
白昼の決闘 キング・ヴィダー/デヴィッド・O・セルズニック/ディミトリ・ティオムキン他
リオ・ブラボー ハワード・ホークス 
許されざる者 ジョン・ヒューストン/ディミトリ・ティオムキン
幌馬車 ジェームズ・クルーズ
 
※ちなみに「黄金狂時代」「偽牧師」「黄金」も西部劇の要素に溢れた作品

「映画は語る」で語っていた主な日本映画11本

狂恋の女師匠 溝口健二「邦画サイレント、溝口のベストは断トツでコレ」だそうです
マチュア倶楽部 栗原トーマス/谷崎潤一郎…谷崎とは映画好きの仲
彼をめぐる五人の女 阿部豊
土 内田吐夢
…フィルムは現在、結末部分が欠落
限りなき前進  内田吐夢/小津安二郎…再公開時にはオリジナルのラストではなく再編集されたものしか現存せず、淀川さんもブチ切れていました
一本刀土俵入り 衣笠貞之助…この頃の衣笠映画は大ファンだったそうで、日本のセシル・B・デミルと言ってべた褒め。ただ「十字路の夜」川端康成と組んだ「狂った一頁(狂つた一頁)」の頃から変な映画ばかり撮ってがっがりし嫌いになったそうです
海を渡る祭礼 稲垣浩
浪人街 マキノ正博(雅弘)/マキノ省三…南光明版
忠次旅日記(忠治旅日記) 伊藤大輔
人情紙風船 山中貞雄
 
妻よ薔薇のやうに(妻よ薔薇のように) 成瀬巳喜男…成瀬もあまり好きではなかったようですが、この頃までは凄いと評価していました

「映画は語る」において淀川さんは小津安二郎成瀬巳喜男は苦手だと言っていましたが、実力は認めていた監督の一人。脚本家としての小津は高く買っていたようです。監督作も「戸田家の兄妹」等を評価。駅馬車が日本で公開された際、敬愛する溝口とともに小津にも作品へのコメントを依頼していました