サム・ペキンパーが影響を受けた映画

全6項目

●代表作

ワイルドバンチ(ディレクターズ・カット版)
「クロス・オブ・アイアン(戦争のはらわた)」
わらの犬
 
映画監督、TVドラマ脚本等で活躍したサム・ペキンパーが影響を受けた監督・好きだった映画をまとめてみました。

ドキュメンタリー「Sam Peckinpah's West: Legacy of a Hollywood Renegade」やジェームズ・R・シルク(ジム・シルク)のインタビュー等で語っていた作品

「Sam Peckinpah's Favorite Films」より22本

羅生門 黒澤明/宮川一夫…時代劇、殺陣、ミステリー、殺人
黄金 ジョン・ヒューストン…西部劇、犯罪、殴り合い、銃撃戦、泥まみれ
道 フェデリコ・フェリーニ…恋愛、ロードムービー、サーカス、殴り殺し
二十四時間の情事(ヒロシマ、モナムール) アラン・レネ他…マルグリット・デュラス/高橋通子。恋愛、戦後、原爆
最後の切り札(地獄の英雄) ビリー・ワイルダー/チャールズ・ラングフィルム・ノワール、犯罪、新聞記者、泥まみれ
邪魔者は殺せ キャロル・リード/ロバート・クラスカー…スリラー、テロリスト、IRA武装組織(アイルランド共和軍)
ハムレット ローレンス・オリヴィエ…歴史、復讐
甘い生活 フェデリコ・フェリーニ…ジャーナリズム、狂乱、ユーモア、エロティック
波止場 エリア・カザン/ボリス・カウフマン…犯罪、ギャング、密告
去年マリエンバードで アラン・レネ/アラン・ロブ=グリエ…夢と現実、迷宮、貴族
 
タバコ・ロード ジョン・フォード…農民、不毛な大地、泥まみれになる男と女たち
大地のうた サタジット・レイ…農村、家族、子供
陽のあたる場所 ジョージ・スティーヴンス/ウィリアム・C・メラー
荒野の決闘 ジョン・フォード…西部劇、銃撃戦、女性教師、集団同士の戦闘等。フォードは尊敬した監督の一人。彼の反骨精神も気に入っていたのでしょうね
革命児サパタ エリア・カザン/ジョー・マクドナルド
シェーン ジョージ・スティーヴンス/ロイヤル・グリグス
禁じられた遊び ルネ・クレマン/ロベール・ジュイヤール…戦争、戦災孤児、子供たち、恋愛
真昼の決闘 フレッド・ジンネマン他…スタンリー・クレイマー/カール・フォアマン/フロイド・クリスビー
魔術師 イングマール・ベルイマン
破局 マイケル・カーティス/テッド・マッコード…ホークス「脱出(持つと持たぬと)」のリメイク
 
赤い河 ハワード・ホークス…西部劇、アクション、銃撃戦、殴り合い、拳銃をブッ放すヒロイン
美しき冒険旅行(walkabout 美しき冒険旅行) ニコラス・ローグ

サム・ペキンパー (e・mブックス) 単行本 – 2001/9/1」より11本

※別表記「E/Mブックス⑩ サム・ペキンパー エスクァイア・マガジン」
 
・リチャード・ホワイトホールとの対談7本
道 フェデリコ・フェリーニ
荒野の決闘 ジョン・フォード
オプー三部作(オプー・トリロジー) サタジット・レイ…の三部作。「大地のうた」「大河のうた」「大樹のうた」
黄金 ジョン・ヒューストン
地獄の英雄(最後の切り札) ビリー・ワイルダー
禁じられた遊び ルネ・クレマン
 
・アーネスト・キャレンバックとの対話5本
オックス・ボウ事件(牛泥棒) ウィリアム・A・ウェルマン「オックス・ボウ・インシデント」。ペキンパーいわく『前半部は見事だが夜のセットはリアリズムが壊れてしまう』とのこと
拳銃魔(拳銃王) ヘンリー・キング「ガンファイター(拳銃王)」。グレゴリー・ペック出演の西部劇。最後まで素晴らしかった作品として
日本人の勲章 ジョン・スタージェス…上に同じ
七人の侍 黒澤明…いわく楽しい映画だが羅生門とは比べものにならない
 
拳銃魔の邦題が付くのはジョセフ・H・ルイスのフィルム・ノワール映画
 
 

●「PLAY BOY(Playboy magazine)」1972年8月号(August 1972)掲載のインタビュー「SAM PECKINPAH: PLAYBOY INTERVIEW (1972)」より4本+5監督

勇者の赤いバッヂ ジョン・ヒューストン
黄金
マルタの鷹 ジョン・ヒューストン
ダーティハリー ドン・シーゲル/クリント・イーストウッドワイルドバンチ以降。褒めていました
フェデリコ・フェリーニ
イングマール・ベルイマン
スタンリー・キューブリック
マイク・ニコルズ

●その他3本

斬る 岡本喜八ワイルドバンチ以降鑑賞。「不死蝶 岸田森にて「斬る」の写真(フィルム)をペキンパーに見せた際「この役者がほしい」と言ったとか
独立愚連隊西へ 岡本喜八…戦争アクション、反骨精神。クロス・オブ・アイアン(戦争のはらわた)の先駆け的存在
独立愚連隊 岡本喜八…戦争アクション。ワイルドバンチ」「ボニー&クライド(俺たちに明日はない)」に先駆けたクライマックス
 
※かなりの日本好きでもあったペキンパー。キラー・エリートに忍者軍団まで登場させやりたい放題やっていたりします