セルジオ・レオーネが影響を受けた映画

「リバティ・バランスを射った男」より

代表作:夕陽のガンマン「荒野の用心棒」
「善玉・悪漢・卑劣漢(続・夕陽のガンマン)」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト(ウエスタン)」
 
映画監督として活躍したセルジオ・レオーネが影響を受けた・好きだった映画。

●以下、彼の仕事をまとめた書籍Sergio Leone: Something to Do with Death」等で語られたレオーネが好き・映画作りの際に参考にした作品
殺人狂時代 チャールズ・チャップリン/オーソン・ウェルズ(アイデア提供)…ブラック・コメディ
モダン・タイムス チャールズ・チャップリン…コメディ。「頭を伏せろ!(夕陽のギャングたち)」における騒動に巻き込まれた者の無邪気さ
リバティ・バランスを射った男 ジョン・フォード…西部劇。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト」の源流、列車、投げ渡される銃、決闘、ウディ・ストロード、リー・ヴァン・クリーフ
用心棒 黒澤明/宮川一夫/ダシール・ハメット(原作)…西部劇のような世界観の時代劇、髭面アウトロー、一対多数。「荒野の用心棒」の原点
七人の侍 黒澤明…時代劇、戦闘描写、果し合い、髭面
大砂塵 ニコラス・レイ…西部劇、女たちの生き様、決闘
捜索者 ジョン・フォード…西部劇、復讐
アイアン・ホース ジョン・フォード…西部開拓、歴史劇、列車、殺人容疑のでっちあげ、異文明との衝突
ラスト・サンセット(ガンファイター) ロバート・アルドリッチ…西部劇、決闘、牛、ジャック・イーラム
ブキャナン・ライズ・アローン(Buchanan Rides Alone) バッド・ベティカー…西部劇、荒縄、拳銃を突き付け合う駆け引きとユーモア、裏切り、銃を投げ渡す
 
※ベティカーについて、レオーネはロバート・ノットの著作「名残のカウボーイ・ヒーローたち」でこう語ったそうです。
レオーネはベティカーに会った際、感嘆しながら「私は貴方から何もかも盗んだ!」とベティカーに告白したとか。レオーネもその弟子クリント・イーストウッドもベティカー及びランドルフ・スコットの大ファンなのです
 
七人の無頼漢 バッド・ベティカー…西部劇、復讐、殺し屋たちの中に混ざる潰し合い、奇岩、砂漠

荒野の決闘 ジョン・フォード…西部劇。制作にまわり弟子トニーノ・ヴァレリに撮らせた「ミスター・ノーボディ」にもヘンリー・フォンダ、墓場の印象的なショット等

男の敵 ジョン・フォード/ロバート・ワイズ…スリラー。「頭を伏せろ!」で過去として挿入されるアイルランド独立運動をめぐる裏切り・情景の源流
静かなる男 ジョン・フォード…コメディ、殴り合い。「頭を伏せろ!」の主人公の名前のモチーフ、一対一の殴り合い
リオ・ブラボー ハワード・ホークス…西部劇、カスタマイズされた武器、銃撃戦、ダイナマイト、少数対多数、ディミトリ・ティオムキンの音楽
汚れた顔の天使 マイケル・カーティス/ベン・ヘクト/ジェームズ・キャグニー…ギャング映画
ヴェラクルス ロバート・アルドリッチ…西部劇、ジャック・イーラム、ガンアクション
無頼の群 ヘンリー・キング…西部劇、復讐と追跡
野の七人(マグニフィセント・セブン) ジョン・スタージェス/ジョン・A・アロンゾ…西部劇、ガンアクション、仕草
真昼の決闘 フレッド・ジンネマン…西部劇、セリフ、一対多数、ディミトリ・ティオムキンの音楽(だけ神がかった)リー・ヴァン・クリーフ

シェーン ジョージ・スティーヴンス…西部劇、決闘、セリフ
 
「頭を伏せろ!(夕陽のギャングたち)」以降
ワイルドバンチ サム・ペキンパー「ミスター・ノーボディ」「ワイルド・バンチ」という大強盗団(100人)、墓標にサム・ペキンパーの名を刻み勝手にブッ殺してパロディ。ちなみにレオーネがあまりにやりたい放題やってしまったのでヴァレリがブチ切れ、二人の仲は最悪になってしまったそうです
激突 スティーヴン・スピルバーグ…スリラー、一騎打ち
ブルジョワジーの秘かな愉しみ ルイス・ブニュエル…ブラック・コメディ